長友ブーム、イタリア到来!!:伊スポーツ紙会見記事全文訳

先日、イタリア北部アッピアーノの町で行なわれた、長友選手の移籍記者会見。
イタリアで一番有名なスポーツ新聞『ガゼッタ・デッロ・スポルツ』紙に載っていた、会見記事を訳してみました!

イタリア 『長友ブーム “一番になりたい”』

「Ciao a tutti, era un sogno giocare con l’Inter, ora è realizzato. Darò il massimo per contribuire alla squadra.(チャオ、皆さん。インテルでプレイするのはずっと夢でした。それが今、現実になったんです。チームのために最善を尽くします。)
「Dobbiamo vincere!(勝たなければネ!)」
アッピアーノ市のプレスルームで長友佑都選手(24才)が、なかなかしっかりとしたイタリア語で話し拍手喝采を浴びた。
会場にはインテル初の日本人選手の会見のために日本人記者らも詰めかけていたのだが、3年前まではまだアマチュアだった選手にとっては重要な躍進である。
長友選手のご母堂も満足していると言う。女手一つで息子達を育てあげ、長友選手を大学まで卒業させるのに借金までした。
それが、たちまち長友ブームとなっているのだ。

時差ボケで… − 「準備万端です。サン・シーロでプレイするのを楽しみにしています。」と、今度は日本語でこう言う。
チェゼーナからインテルへと6月までの期限付き移籍となった左サイドバック長友には、あのアジアカップで日本チームを優勝に導いたザッケローニ監督も太鼓判を押した。
「監督と話したら、頑張ってと言ってもらえました。“君ならできる”って。」
今回の優勝からまだ日も浅く、長友選手にとっては波瀾万丈の日々だろう。2月1日の朝は、まだチェゼーナの選手だったのに、3日にはインテルのベンチに座っていたのだ。
「5分おきにウトウトしてたのが、今じゃ、疲れもすっかり吹っ飛んだようでね。」と話すのはマルコ・ブランカ氏で、
「彼の移籍はマーケット戦略なんかじゃなく、技術的な決断でした。」と、きっぱり。
背番号は55番で、レオナルド監督からもお墨付きだ。
長友選手が言うには、
「僕がインテルに移籍するあたって重要なことでした。レオナルド監督は日本のチャンピオンシップで戦ったこともあり、日本の現実を非常に良く知っていますから。」

みんな『ユート』に首ったけ − また、長友ブームのおかげで、インテル公式サイトへのアクセスが殺到している。
ザッケローニ監督のサムライブルーをまとい、アジアでチャンピオンになったばかりの日本人選手の到来により3万8千アクセスを記録し、瞬間最高アクセス数は1万1千件に達したのだ。また、インテルからの発表では、今日の記者会見は動画共有サービスのひとつ、ユーストリームTVで最も視聴された放送であったと言う。
ちなみに、長友選手のインテル移籍に関しインテル公式サイトへアクセスを最も多く寄せた国はイタリア、そして日本となっており、常日頃は2位のポストを競っているはずのカナダ、アメリカ、中国、スイスらの国々が後に続いた。
また、インテルが長友獲得を発表した翌日のサイト閲覧ページ数は、日本からの50万ページに対しイタリアが88万ページであった。


『ナガティエー』− 「ナガティエー、ナガティエー…。」と名前を呼ぶのが聞こえる。ナガティエッロ(本名はナガトモ)は微笑み、周囲は腹を抱えて笑っている。チェゼーナでは『エミリア・ロマーニャ方言を話すナポリっ子』のような長友選手と共に、いつもこんな風だったのだ。
しかし記者会見での長友選手は真剣だった。
「すごく良くトレーニングします。得意なのは1対1ですね。非常にスピードがありますから。この何ヶ月かで、全ての面において成長しました。そうじゃなければ、インテルに入れませんからね。」
では、今後は?
「とにかくまず、一試合やりたいですね。それにダービーで勝ちたい。そして世界で一番のディフェンダーになるのが夢です。」
チームメイトらの力も認めており、例えばマイコン選手については、
「このチームに入り、偉大なチャンピオン達と一緒にトレーニングできることを名誉に思っています。マイコン選手は信じられないような選手で、世界で一番強いフルバックですね。」と。

モラッティ代表の賛辞 − 昨日の対バーリ戦で長友選手はベンチ入りしており、同試合の勝利に満足しているマッシモ・モラッティ代表の賛辞の言葉を同様に受けている。
「以前も今も、日曜日って言うのは変わってないように思えるがね。大変さって意味でだが、いつだって試合の難しさは、それぞれあるよ。
昨夜のスタジアムも大変なものだったように思えたがね。だから、ゲームはどちらのチームにとっても容易いものじゃなかったでしょ。まぁ、最終的に我々は重要な勝利を収めましたよ。」
「レオナルド監督がやってくれるだろうと思ってたんだよ。今後もこの調子で行って欲しいもんだね。トライデントを起用してゆくと…つまり、最初から3〜4人のフォワードを投入してゆくと、何もできなかったってことが良くあるんだが。ちょっとチームが締めつけられてたね。色々な課題があって。だから、心ならずも上手くいかなかったのかな。それに選手の中には、インテルのことが目新しいってのも何名かいるしね。例えば、パッツィーニ選手にとってはそうかな。それで、メカニズムがすぐに分からなかったってわけだ。トライデントが落第ってことじゃない。ただ、同時に違う風にプレイしてゆくのも有効だったってことだ。」

ダービー・マッチ優勝 − それでは、ダービー・マッチについては?
「かなり早い話だなってとこだね。もし私がミランの者だったら、インテルに脅威を感じるかって?どのチームだって、別のチームに脅威を感じるものだよ。ただ、各々が自分のチャンピオンシップをやっているんだ。ミランの方が何ポイントから先行していて、まだ余裕でいられるんじゃないかい。

クリスティアン・キブ選手の殴打事件(「大変に遺憾に思っています。キブ共々、我々からも謝罪します。キブに対しても残念に思っています。こんなことは初めてですから。クリスティアンは良い青年だし、試合最後には謝罪することで、それを示しています。」)についての謝罪で締くくりながら、パレルモでの試合後、ユベントスから上がっている抗議については、
「ちょっと目新しいことですよね。ただ、あの試合では何か目にした記憶があるし(編集部注:チェーザレ・ボヴォ選手のハンド)、私としてもちょっと印象的でしたがね。」と、笑顔を見せつつ判断を下している。

(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:La Gazzetta dello Sport 2011年02月04日







『エミリア・ロマーニャ』と言うのは
最初にいたチェゼーナのある地方でして。
そして、長友選手は性格的にナポリ気質なんでしょうかね。

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4 Responses to 長友ブーム、イタリア到来!!:伊スポーツ紙会見記事全文訳

  1. rosakana 2011年2月7日 at 10:33 PM #

    Ciao,chilikoさん!!
    長友選手について詳しく知らなかったのですが、最近のニュースでいろいろ見て感心しきりです!いっぱい活躍して欲しいですね☆

    コメンわざわざトありがとうございましたm(__)m!
    そういえば、私の携帯からBookmarkしたら、前はちゃんとイタたわって、表示されていたんですが、今はタイトル名が「繧、繧ソ縺溘o繝九Η繝シ繧ケ」ってなるんですw(゚o゚)w始め、違う国のページを読むような気分でしたが、慣れたので、これが私にとってイタたわです(笑)これからも楽しみにしてます!!!Have a nice day(^0^)/

    • chirico 2011年2月13日 at 8:36 PM #

      rosakanaさん、なんだか色々とご迷惑おかけしているようで…スミマセン。
      ブログを一気に増やしたせいなのか、ちょこちょこと不具合で出ているようでして。不慣れな者なんで、すべてが正常に機能するのに少々時間がかかるかと思いますが、よろしくお願いします(涙)。

      長友選手のおかげで、インテル戦はまた盛り上がっているようですよ。観客席にも55番のユニフォームを来た日本人がたくさん観に来ていたそうで、知人のイタリア人も、
      「あのユニフォームって確か100ユーロ(1万円ぐらい)前後で、けっこう高いものなのに…」って驚いてました。

  2. rosakana 2011年2月8日 at 8:56 PM #

    昨日飲みながらコメント書いたらちらほらと誤字がf^_^;すみません、chiricoさん(汗)

    • chirico 2011年2月13日 at 8:41 PM #

      rosakanaさん、気にしないでくださ〜い!
      私の名前は特に、あえてイタリア語表記で『キリコ』って読ませてるもんですから分かりづらいんですよぉ。
      一応、イタリア在住だから、画家のジョルジョ・デ・キリコの表記を使っちゃえ〜と言う発想だったんですが…

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