中国人ってイタリアで何してるわけ?【最終章】

4回シリーズで掲載しております伊紙ラ・レプッブリカの記事『中国人ってイタリアで何してるわけ?』
遂に、最終回となりました。
途中、記事をすっぽり抜かしてしまい『改訂版』なんぞを出してしまいましたが、これで本当の本当に最後です。
…と言うわけで、変わりつつあるイタリア在住中国人たちとは、イタリア育ちでバイリンガルの二世、三世たちのことなんですが、なかなか貴重な存在のようですぞ。
いつものように、第一章第二章第三章がまだの方は、そちらからどうぞ!

プラート 『中国人ってイタリアで何してるわけ?』

イタリア語で話し、イタリア語で考える中国人の若者達は、仕事もある特定分野のものを希望し、両親に対し壁を作ろうとする。
プラート警察のイェルヴァージ移民課課長は次のように説明する。
「大学まで卒業した第二、第三世代の中国人らは、イタリア人の店舗で販売員として正規雇用されていたり、秘書や通訳・翻訳の仕事をしています。通訳・翻訳業界は急成長中ですからね。
今では中国人の若者らがどんどんイタリア社会に溶け込んで、まさに我々と同じように将来に思いを馳せてますよ。イタリア社会への融合と言う点では、彼らが牽引力になっているんです。」

繁華街にあるブランド店では、中・伊語を完璧に話すバイリンガルの中国人女性らを正規雇用している。イタリアでのショッピングを楽しむ中国人観光客が増加しているからだ(2010年度は100万人)。
中国人が経営する旅行会社ではイタリア人を顧客として見始め、また、中国人のバール(喫茶店)ではイタリア流のやり方に関心が払われている。そしてローマの病院の受診待ちリストには、中国人の名前が並び始めているのだ。
ローマのサンテウジェニオ病院に務める麻酔専門医が、
「ついこの間、温州市出身の患者を担当しましたよ。」と、驚きながら言う。
「救急患者でもない中国人女性がイタリアの病院で手術を受けるなんてことは、今まで一度もなかったことです。まずは中国人医師のところへ行きますからね。」
中国人の富裕層を親に持つ子供達の夢は、繊維業界での起業や店や喫茶店を持つことだけではなく、イタリアの最高学府に向けられている。
『Associna(第二世代の中国人らをまとめる協会)』のマルコ・ウォン会長は、こう言う。
「家や自動車を持ち、ボッコーニなどのイタリア有名大学に息子を通わせることが、中国人にとっての新たなステータスになっているんです。」

ボッコーニ大学には2010年度、イタリア育ちの中国人134名が入学した。また、ミラノのポリテクニコ(工科大学)では、この8年間で中国人の入学希望が1%から8%に増えたと言う。
「ビジネスについて学びたかったんです。それで、親がボッコーニ大学を選んでくれました。」と話すのは、両親がチェゼーナで起業しているアンジェラ・ウェイさん(21才)。ビジネス概要科の3年生で、無意識ながらも、こんな警告を発している。
「欧米で働きたいなぁと思っているんです。それか、中国にある欧米企業か。そうすれば行ったり来たりできて、より多く稼げるでしょう。」
つまり彼女のような若者達が、そうやって行き来しているうちにイタリアに戻ってこなくなる危険があるわけだ。
もしイタリアが、彼らのような新しいタイプの若者達に成長してゆけるチャンスを与えられないならば、統合の波に…つまり、グローバル経済の波に乗り遅れてしまうのは、我々イタリア人の方となるだろう。

[ 完 ]

(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事: La Repubblica 2011年01月03日







なんだかんだ言っても中国人って、
イタリアではなかなか期待された存在なんですね…

いや、自分が悪いんですけど…
妙に長丁場になってしまった
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