シャバは寂しいから逮捕して:ンドランゲタ(カラブリアマフィア)

イタリアの3大マフィアの1つ、カラブリアマフィアこと『ンドランゲタ』。
シャバでは安心して生活できないようですぞ。

ルッカ 『ンドランゲタ組織員が自首 “シャバは寂しい”』

「警部、俺を逮捕してくださいよ。もう極道暮らしには疲れちまった。」
X’マスの与太話ではない。12月22日に本当にこんな電話が警察にかかってきたのだ。
先のセリフを吐いたのは連続強盗犯パオロ・アンフォッシ(56才)。重罪での前科はマフィア組織犯罪への関与、誘拐、強盗、ドラッグ密輸入と豊富なうえ、イタリア北部リグーリア州におけるンドランゲタ(カラブリアマフィア)組織員でもある。
アンフォッシからの電話を受けたのがルッカ捜査隊のヴィルジニオ・ルッソ隊長で、数年前にもアンフォッシを逮捕したことがある。今回は連続強盗の自白を受け、アンフォッシ本人の希望によりルッソ隊長が逮捕する運びとなった。

アンフォッシは警察に電話をかけるとルッソ捜査隊長と話がしたいと告げ、本人が電話に出ると《極道暮らしに疲れた》ことや《これ以上は悪事に手を染めたくない》ことを訴え、何件かの強盗事件の犯人であることを自白した。
そして、その代わりにルッソ捜査隊長本人にしか逮捕されたくないと強く希望したのだった。
その後、キアヴァーリ市に居たアンフォッシは逮捕のために赴いた警察官らを抱擁し、《シャバにいるよりムショの方が一人ぼっちって感じがしない》と打ち明けたと言う。

ルッソ捜査隊長はアンフォッシについて、次のように説明している。
「誰かと話がしたかったのでしょう。孤独な状態でしたから。刑務所生活が長く、ある意味では刑務所の方が安心だったようです。家族と一緒にいるような感じでね。」
おそらくX’マスが近づくにつれ孤独感が募っていったのだろう。
それで22日には警察に電話をし、ルッソ捜査隊長とその協力者ロベルト・フェミアさんだけに現在の所在地を打ち明け、自首したい旨を告げたのだった。
ルッソ隊長、フェミア協力者、アンフォッシの3名は、数年前にアンフォッシがカパンノーリ郊外出身の女性と同棲していた際に知り合っている。
当時、アンフォッシは同棲相手と共に店を開いて極道家業から抜け出そうとしていたのだが、アンフォッシが銃器類所持により逮捕された。

このような苦しい状況の中、アンフォッシはルッソ捜査隊長やその協力者らの礼節を重んじる姿勢に感銘を受けていたのだ。
結局、アンフォッシは同棲相手との開店・更正計画が座礁。その後、ピサの銀行で5千ユーロ強奪に成功し、シエナでの企業強盗やニースのカジノ外での強盗を試みた後、今回の自首を決意した。
逮捕した警察官らの話によれば、アンフォッシは《もう、これ以上は無理だ。自分に対しても他人に対しても悪事を続けたくない。誰かと話をしなければと思った時、頭に浮かんだのがルッソ捜査隊長だった。》と語っていたと言う。

(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Corriere della Sera 2010年12月27日

なんだか『ショーシャンクの空に』で高齢で出所して、
結局は首つり自殺をしてしまった受刑者を思い出してしまいました…

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