派遣教師、伊で解雇、米で採用

イタリア教師の就職事情と言うのは、かなり厳しいようでして。
多くの教師は派遣として期間ごとの契約を更新させながら、正規教諭に登録されるのを待つ…らしいんですが、契約が更新されるのか、それとも切られてしまうのか、けっこうビクビクものらしいんです。
さて、1ヶ月ほど前に、優秀教師として表彰されながらも、予算削減のためにクビになった派遣教師のニュースが出ていたんですが、この度、まさに、捨てる神あれば拾う神あり…なんです。

イタリア 『解雇された優秀教諭にアメリカからオファー』

イタリア北部ウッジャーテ=トレヴァーノ市のルーカ・ピエールジョヴァンニさん(37才:写真は生徒達と一緒に)と言えば、『ティーチャー・オブ・ジ・イヤー』に選ばれ、わずかその数日後にマリアステッラ・ジェルミニ教育相の予算削減政策によって解雇された中学校教諭である。
そのルーカ教諭に新たな未来が拓けたのだ。
ルーカ教諭は数名の生徒と共に教育ポッドキャスト『chocolat3b.podomatic.com』を運営しており、それが高く評価されてきたのだが、スカイプで同サイトについて生徒らが答えたインタビューが、教育界の国際的なエキスパートらに向けて公表されたのである。

「そのなかにロジャー・シャンク氏もいたんです。エール大学で情報学と心理学を教えていて、人工知能に関するエキスパートでもあります。数日前、そのシャンク氏から連絡をもらい、アメリカで働いてみないかと言われました。最初はびっくりしたんですけど、今はワクワクしています。状況的にはパラドックスの中にいるんですけどね。」
シャンク氏はフロリダ州やシカゴに『Alternative places learning』なる学習センターを設立しており、6〜11才の子供たちに対話式教授法を行っているのだ。
まさにイタリアでルーカ教諭が実践していることである。
「新テクノロジーを利用しての私の教育法をアメリカに伝えて欲しいと言われました。シャンク氏からは最高の給与と、アメリカ人教諭らに私のプロジェクトを説明するようアメリカへの移住が保証されてます。」

大きなチャンスではあるのだが、ルーカ教諭はイタリアから離れずにすむようにと手配を進めている。
「イタリアで教授活動を続ける機会も失いたくないんです。ですから取りあえずイタリアでの現況に変化があるまで、何らかのサイトを作ってオンライン上でアメリカの教諭陣とコラボしてゆくつもりです。」
今となっては元の職に戻るだけでは足りないとも言う。
「思いがけず有名になったんだから常任教諭にしてあげようって言うのは嫌なんですよ。派遣教諭の問題を解決すべく、イタリア政府には真剣に取り組んで欲しいと思ってます。そうなってくれたら、その時にはアメリカに移住するつもりですよ。」

(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:La Repubblica 2010年8月16日

イタリアの優秀な研究者なんかも、どんどんアメリカに流れてゆく…と言うのを聞いたことがありますが、そろそろ本腰を入れて国内のことを考えた方が良いんじゃないでしょうかね。
あっ、イタリアだけじゃない!?


ブッシュ元大統領とは大の仲良しだった
ベルルスコーニ首相なんですが、
オバマ夫人なんかには嫌われてる気配さえあります。
アメリカ側のあてつけ…だったりするんでしょうかねぇ。
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2 Responses to 派遣教師、伊で解雇、米で採用

  1. TOLOS 2010年8月20日 at 8:27 PM #

    あの~
    どの方が先生なのか・・と

  2. chirico 2010年8月21日 at 12:41 AM #

    え〜と、後方中央左よりの黒いインナーとグレーのジャケットの男性です…って、それじゃ、生徒さん達が可哀想じゃないですか、TOLOSさん!

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