マフィアのシンガーソングライター、YouTube投稿:ンドランゲタ(カラブリアマフィア)

イタリアでは最近、マフィアの一斉逮捕がやけに続いておりますが、今回は変わった趣味を持つマフィアがいたようでして。
これが、けっこう本格的なんです…

レッジョカラブリア 『ンドランゲタ逮捕、ボス作詞作曲の歌曲を押収』

イタリア南西部ロザルノ界隈を仕切るマフィアボスのグレゴリオ・ベッロッコには、作曲と言う趣味があった。
作詞も手がけ、作品の中では沈黙の掟を守るマフィアの一員としての己の『天賦の才』を称賛していた。大胆不敵な逃亡ぶりや、警察との銃撃戦の模様などもうたわれており、そのうちの何曲かが録音され、YouTubeに投稿もされていたのである。
また、違法で制作したCDが若者達に売られ、ンドランゲタ(カラブリアマフィア)の伝説作りにも一役買っていた。

これらの作品はグレゴリオ・ベッロッコの隠れ家シェルターから発見され、今回、DDA(対マフィア管轄局)によりグレゴリオおよびジュゼッペ・ベッロッコ、両名の支援者らへの起訴状に記載されることとなった。

軍警察の特殊作戦部隊およびレッジョカラブリア地方指令部は今日、マフィア下部組織の構成員10名を逮捕し、私的優遇措置、銃器類の違法所持および流通などについて取調べが行われている。
また、逮捕の際にビル等の不動産10件および農地、宅地など14ヘクタール、約1千万ユーロ(約11億4千万円)相当の土地が押収された。

2005年2月、2007年7月にグレゴリオおよびジュゼッペ・ベッロッコ両名が逮捕されて以来、同捜査は新たな一歩を踏み出すこととなる。
なお、両名は共にンドランゲタの幹部であり、イタリア国内における最も危険な逃亡犯30名の中に含まれていた。
逮捕当時、検察では既に少人数のマフィア構成員がボス両名の逃亡支援を行っていると睨んでいた。
逃亡中、家族やその他の構成員との連絡が安全に取れるよう若手マフィアらが手配し、また、避難所として使用されていた地下シェルターの手配も、これら支援者によって行われていた。

逃亡マフィアらの捜査において、一般住居内や農地地下に作られた隠し部屋14ヶ所が発見されている。隠し部屋への出入り口としては、精巧な水圧可動式の揚げ戸が利用されていた。
グレゴリオ・ベッロッコが逮捕された隠し部屋もこれらのひとつで、内部の設備はほぼ完璧に整えられており、いまや伝説化されているカラブリア方言で書かれた詩一編がここで発見されている。
同作品のタイトルは『Circondatu (Circondato:『取り囲まれて』)』で、2003年12月にアノイア平原地下にある隠れ家シェルターに警察が突入した際、ベッロッコが見事に逃げ切った様子がうたわれている。
なお、その際には同じく逃亡生活を送っていた従兄弟のカルメーロ・ベッロッコが逮捕されている。

(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:La Repubblica 2010年7月26日

2年ぐらい前に、コーザノストラ(シチリアマフィア)の若い下っ端が刑務所内で詩を書いていたら、同じく服役中だった先輩マフィアらに「詩を書くカマ野郎」と罵られ、性暴力を受けていて隔離された…なんてニュースがありましたが。
シチリアとカラブリアでは、マフィアもこうも違うもんなんでしょうかね。

上のビデオが問題の歌なんですが…
「シンガーソングライター」と伊語で表示されてたんで
おそらく本人が歌ってるんでしょうね。
なにはともあれ、逮捕されて良かった…ってことで、
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