27億円脱税したのは…:バレンティーノ・ロッシ

オートバイレースの世界チャンピオン、ヴァレンティーノ・ロッシが、骨折で全治3ヶ月とも半年とも言われながら、8月のチェコ戦に向けてリハビリ&トレーニングに励んでいるようですね。
さて、今回はロッシ本人のニュースではなく、かつては深〜い愛で結ばれていた(?)元マネージャーの脱税事件でありますぞ。

ミラノ 『ロッシの元マネージャーが2千5百万ユーロ脱税』

1996〜2007年の間、ヴァレンティーノ・ロッシが居る所には、どこにでも彼が居た。
その名もギーボこと、ルイジーノ・バディオーリ。
かつてはイタリア中西部ガビッチェの町で椅子販売を手がけ、その後はイタリアで最も強くリッチなスポーツ選手の嘘八百マネージャーでもあったのだ。
真っ白な髪、凄みのある目つきに、テキパキとした物腰。
かつてバディオーリは、ロッシ選手と世界をつなぐフィルターのごとく働き、その任務の遂行には1つの決まり手を繰り出していたのだ。
それは “No” と言うこと。
マスコミに対しても、スポンサーに対しても、誰に対してもだ。それがバディオーリのキャッチコピーにもなり、自慢でもあった。
2007年3月、珍しくバディオーリが次のようにインタビューに答えている。
「1年で平均30件のコラボ企画が来て、そのうち29件は断ってますね。私のおもな目的を果たすには、こうするしかないんです。つまり、ヴァレンティーノを守るにはね。」

ロッシ選手のことを全てのものから守り、その神聖なるプライバシーを保護し、特に、選手契約とスポンサー契約などで年間2,000万ユーロ(約21億4千万円)を稼ぎ出すスーパービジネスが人目に触れないよう防御の壁を築き上げて(大抵は不可解なまでに)きたのだ。
しかし、国税庁からは守りきれなかった。
2007年8月3日、ロッシ選手はスキャンダルでめった打ちされることとなる。
イタリア財務警察により、ロンドンにあるロッシ選手の住居が虚偽のものであり、真の『利益の中枢』はイタリアにあることが確認されたのだ。
ロッシ選手には約6,000万ユーロ(約64億2千万円)の脱税容疑がかけられ、その後、3,500万ユーロ(37億4千5百万円)で和解となった。

その時以来、ロッシ選手は生活スタイルを変え、地元タヴッリアに居を構えるようになり、バディオーリとは、信頼やビジネス分野での信任が裏切られたと言う理由で手を切っている。
ただ、それ以前よりロッシ選手とバディオーリの関係には緊迫した空気が漂い始めており、先にあげたインタビューでバディオーリは、
「いずれは、どんなに深い愛だって終わるものさ。早々に辞めるつもりでいるよ。」と答えていた。

辞めたのか、辞めさせられたのか…。その後、バディオーリは興味の矛先を水泳界へと変え、昨日、2,500万ユーロ(約26億7千5百万円)の大脱税(個人所得税、付加価値税、州生産活動税など)を告発されるまでは、そこに身を置いていたのだ。
2008年7月に、同容疑についての捜査が始められており、当時、ロッシ選手は冷やかにこうコメントしている。
「皆さんもご存知のやり方で、僕は僕のトラブルを解決しようとしました。彼は、彼なりに解決するでしょう。」

バディオーリは申し立てをして戦うかまえを示していたが、昨日、ペーザロ・ウルビーノ税務委員会より却下された。
バディオーリは2000年にロンドンに移住し(経営していた“Great White London”社の本部もロンドンに置いていた)、2001〜06年の間、海外在住のためイタリアでの付加価値税記帳番号は使用休止扱いとし、その間の課税対象となる収入申告は土地収入によるもののみとしていたのだ。
国税庁ではロッシ選手に対したのと同様に、バディオーリの本当の居住先はイタリアにあり、『ワールド・ワイド』な課税対象…つまり、それがどこで発生した収入でもイタリアにおいて課税対象となることを通達した。
計2,500万ユーロ(約26億7千5百万円)也。
たかがマネージャーが、一人で稼いだにしては大した金額である。
今回ばかりは国税庁に、得意の“NO”を言うわけにもいかないだろう。

(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Corriere della Sera 2010年6月29日

さて話は変わって、ヴァレンティーノ・ロッシの現況の方なんですが、6月26日付けの別紙によれば、ヤマハサイトに次のような本人談が出てたんだそうです。
「あの事故から3週間、ケガの快復状況には満足しています。調子も良いし、普段の生活に戻りつつあるけど、完全に元通りの生活になるには、バイクに乗れるようになるまでお預けだな。
部屋の中で座ったままとか、ジムでマシンを使ったりしてトレーニングをしています。骨折よりも肩の方が心配なんで、痛みが軽減するよう筋トレもね。
外出もし始めたんだけど、友達がいつもそばに居て、1分たりとも一人にさせてくれないんだ。こんなに長いこと、地元のタヴッリャに居たことなんかなかったから。
バイクもチームもパドックも恋しいよ。こんな気持ちは初めて。一刻も早く復帰したい。」

ちなみにタヴッリャのロッシの家って言うのは、
黄色い外壁の大きな普通の一戸建てで、
1階にお母さんと弟さんが、
2階にロッシが住んでんだそうです。
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6 Responses to 27億円脱税したのは…:バレンティーノ・ロッシ

  1. 苺のフレーズ 2010年7月1日 at 1:57 PM #

    こんにちはいつもロッシネタありがとうございます。
    いつかタヴッリャのロッシの家を訪問したいです☆今ならちょっと見れないかなぁ~☆

  2. chirico 2010年7月1日 at 10:57 PM #

    苺のフレーズさん、こちらこそ、いつもコメントを有り難うございます〜。

    地元住人のウワサによれば、ロッシって地元が好きで、もともと、ちょこちょこ帰ってきてたみたいですよ。

    地元の人達も心得ていて、ロッシを見かけてもサインをねだったり、むやみに騒いだりせず、できるだけそっとしておいてあげるんだとか。

    だから、余計に居心地が良くって、頻繁に帰ってくるんでしょうね。
    以前、ぺドローザを連れて帰ってきたこともあるんだそうですよ。

  3. 苺のフレーズ 2010年7月2日 at 9:42 AM #

    私だと見かけたらワイワイ騒いじゃいますね~

    ロッシに嫌がられちゃう(ノ_・、)

  4. chirico 2010年7月3日 at 12:12 AM #

    それは…御法度。
    地元で遭遇しても、サインがもらえるかどうかは、本人の機嫌次第だそうです。

  5. TAL 2010年7月6日 at 11:02 PM #

    ペドロサを連れて帰ってきたことあるんですかー?
    おお、仲良しなのですね!
    ロッシ、ペドロサ好きっぽいもんなぁ

    またお邪魔します!
    (ツイッター、ちょこちょこ見てます♪)

  6. chirico 2010年7月7日 at 7:40 PM #

    おっ、TALさん、ツィッターの方も見てもらえてましたか!
    ありがとうございます〜。

    ちょうど昨日、また、ロッシの地元人から聞いたんですが、モトGP解説者のグイド・メーダと言う人とも仲良しで、一度、地元に連れて帰ってきて、二人でモトクロスを楽しんでたことがあるんだとか。

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