極貧生活に堕ちた勇者ども:ヘルムート・バーガー

ヘルムート・バーガーと言えば、イタリアの巨匠ルキノ・ヴィスコンティ作品の常連俳優であり秘蔵っ子…
監督が亡くなってからは、バーガーみずから『ヴィスコンティ未亡人』と名乗っていたほどなんだとか。
オーストリアのホテル経営者の1人息子として生まれ、その後は、銀幕の一大スターとなったにもかかわらず、現在はかなり厳しい生活を送っているようです。
これも、昨今の経済不況のあおりだったりするんでしょうかね。

ベルリン 『ヘルムート・バーガー、1ヶ月200ユーロの年金生活』

かつて巨額の富を稼いでは、それ以上に浪費していたものだった。
『ルートヴィヒ』に主演するなど、ルキノ・ヴィスコンティ監督のお気に入り俳優、オーストリア出身のヘルムート・バーガー(66才)が、今や友人宅を渡り歩かねばならないほど困窮している。
イタリア政府から1ヶ月ごとに支給される年金200ユーロ(約2万2千円)では生活していけないからだ。
現在はイビサにある友人シルヴィア・セッラ・ディ・カッサーノ伯爵夫人宅の世話になっており、そこで『Bild』独紙のインタビューに答えている。

イタリアから年金 − かつて巨万の富を稼ぎ出し、現在、手元に残っているものは?と言う質問に対し、バーガー氏は首を左右に振りながら次のように答えている。
「80本の映画に出演して、今は1ヶ月200ユーロ(約2万2千円)の年金をイタリアから貰ってるよ。映画プロデューサー側から拠出金があって然るべきなんだが、それがないんでね。弁護士を立てて話合いをしなくちゃいけないところなんだ。」
バーガー氏本人も予想だにしていなかった困窮生活となってしまったのである。
かの『地獄に堕ちた勇者ども』の豪華絢爛たるシーンで、網タイツにコルセット姿の女装を披露していたバーガー氏にとっては、まるで運命の非情な悪戯そのものだろう。
現在の状況では、聞くに堪えない皮肉にさえ聞こえてくる。

女優フランチェスカ・グイダートとの関係 − 結婚を考えたことは一度もないのですかと聞かれると、バーガー氏は驚きながら、
「いや、私は今でも既婚者だよ。」と答えた。
1994年に女優のフランチェスカ・グイダートさんと交わした婚姻は、書類上では依然として有効であると言うのだ。この件についてバーガー氏は次のように説明している。
「私の方で離婚したかった時は、彼女が経済的に私のことを利用していたんだよ。今は、離婚したくないのは私の方だね。今後、もっと困窮したら、私が彼女に養ってもらう番だからね。」

巨匠の絵画作品 − ヘルムート・バーガー氏はルキノ・ビスコンティ監督の絵画作品数点と、昨年10月にザルツブルグにて89才で亡くなった母親の形見の宝石何点かを所有していることは認めている。
「どうしても手放せなくてね。」と言いながら、
「まだ人にプレゼントする方がマシだね。いよいよ何もなくなったら、救貧院に入るよ。」と。
もう随分前から映画を制作していないことについては、
「皆から恐がられているんでね。」とし、また今後はローマを離れ、母親が住んでいたザルツブルクの家に移る予定だと話している。

(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Corriere della Sera 2010年6月7日

最近イタリアでは、かつての銀幕スターが現在、極貧生活を送っていると言うニュースが次々と出てきております。
例えば、『青い体験』で70年代の青少年の胸(下半身?)をときめかせたラウラ・アントネッリ(右写真)。
68才の現在、1ヶ月510ユーロ(約5万7千円)の年金生活なのだとか。
見かねた俳優仲間が公の場で救援を募ったところ、ボンディ文化財大臣が何らかの処置を取るこを明言したのですが、当のご本人から、
「有り難いけど、私のことは、もう忘れて下さい。この世のことには、もう関心ありませんから。」とコメントが出されておりました。

その反面、1ヶ月41,600ユーロ(約466万円)の
ギネスものの年金を受け取っている元公共団体会長がいて、
問題になってましたが…
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2 Responses to 極貧生活に堕ちた勇者ども:ヘルムート・バーガー

  1. はづりん 2010年6月15日 at 7:32 AM #

    こちらでもつい、コメント・・・。すみません。
    学生時代大好きだったお2人が・・・・・。
    まさか・・・・・。なのです。ヘルムートバーガーさん以前日本に来ていらしたときあの独特の、自分に浸って、自分の世界!というかんじの雰囲気が忘れられません・・・・。

  2. chirico 2010年6月16日 at 7:40 AM #

    はづりん様、ダブルコメント、本当に有り難うございます。

    ロッシからヴィスコンティまで、本当に頼もしい読者さんに来てもらえて大歓迎です。
    自分で「恐がられてる…」なんて言うぐらいだから、プライベートでも強烈なんでしょうねぇ。
    友達が伯爵夫人ってあたりがねぇ…もう、あまりにもヘルムート・バーガーらしくて。

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