イタリア女子高生、喫煙事情

私はイタリアの10万人都市に住んでるんですが、土曜の昼時に近所の高校の前を通りかかると、がく然とするんですよ。
校門からあふれ出てくる生徒達の中、何人かの片手には吸いかけのタバコが…
タバコの残りの長さからして、校内にいるうちから火を点けてたんじゃないかと思える生徒までいるほどで。
そして、どうも最近、イタリアでは、女子高生スモーカーも増えてるみたいですぞ。

ミラノ 『イラつく女子高生、ニコチンに捕われる』

タバコを吸うのは、校門を出ると友達が吸い始めるから。
でも、一人で居る時も吸う。
ストレス解消と、イライラを抑えるのに。
同じ年頃の男子生徒のように…いや、それ以上にタバコに親しんでいるような女子高生スモーカー達。
世界保健機関では、女子高生スモーカーらの母親達へも警告を出している。また、この母親達と言うのが、『タバコ業界からターゲットにされており、現在の喫煙者の約半数が喫煙が原因の病気で亡くなった時のため、業界ではそれを引き継いでくれる新たな消費者を集めなければならいのだ。』と。
まさに女性と、タバコ生産市場のために、5月31日の『世界禁煙デー』が設けられたのだ。

『女性向け』マーケティング − 現在、世界中で5人に1人の女性が(約20億人)タバコを吸い、各国において女性喫煙者の数が増えている(イタリアでは喫煙者の数は、1950年代から現在までに3倍に増え、20%前後となっている)。
また近年、世界保健機関により公表されたレポート『Women and health: today’s evidence, tomorrow’s agenda』によれば、タバコ広告は常に若い女性を対象に制作されており、イタリアでも大量にこの波に『飲み込まれる』危険があるのだと言う。

タバコは5人に1人が常用 − 若い男性3人中1人が喫煙し、5人中1人は常用者であると言う。
これが若い女性だと、常用性はより広まり(22.3%)、年齢が上がるにつれ増えていってる(14才で9.3%、18才で33.3%)。
これらの調査はAstraRicerche研究所がミラノの高校生を対象に行ったもので、ヴェロネージ財団およびミラノ市評議員の衛生担当事務局が振興している。
ロンバルディア州の、まさに州都ミラノが、15〜19才の若年層の喫煙者が最多であると言う不面目な結果となってしまった。

イライラしてもタバコ − 1日の喫煙本数は平均8本。特に学校の授業が終わってから友達と吸うと言うのが最多で77.2%、また1人で居る時も吸うと言うのが52.2%。
68.4%の高校生が付き合いで吸い始めたとし、59.9%はストレスから、57.3%はイライラするからと答えている。

喫煙者探しは困難 −「多分、何年も前に男性の喫煙が習慣化されたように、現在は女性(老いも若きも)がそう言う状態になりつつあるのでしょう。」と話すのは、ピザーナ大学病院禁煙カンパニーの応急クリニックで呼吸器学を担当しているラウラ・カロッツィさん。
同僚のフランチェスコ・ピステッリさん、心理学者のフィアメッタ・コーシさんと共に、『ストップ喫煙フォーラム』参加者の質問に答えている。
しかし、女性のニコチン中毒を暴き出す方法などあるものなのか?
「まだ、良く分かっていませんね。女性の脆弱さが、遺伝的特性やホルモンに関係していると言う点については良く話題にされますが。興味深いデータですけど、裏付けが乏しいですね。」
また、カロッツィさんは次のようにも話している。
「それから、男性に比べて女性の方が簡単に禁煙できると言うことはありません。もちろん、社会的な見地や心理的に見て、女性の方が自分の子供に対して良き手本となろうと言う気持ちが強く、そのため簡単に禁煙できると思ってはいますが。ですが、妊娠中の女性喫煙者の10%が禁煙できないでいると言う最悪なデータもあるんですよ。」

喫煙によるデメリット − 朝の7時半に、校門の外でタバコを吸っている10代の少女達と言うのは、どんなタイプなんでしょう?
「一般的に10代の女の子達と言うのは、喫煙者としては複雑なタイプなんです。喫煙を続けたら、いずれどうなるかと言うことを覚えていなければなりませんね。自分では辞められなくなってね。ニコチン中毒者とはドラッグなんかと同じように隷属化してしまうと言うことで、体力が落ち、肌や歯がボロボロになり、将来的には妊娠できなくなる可能性だって出てくるんです。若い時期ならではの特典や、その後の将来を犠牲にすると言うことです。」

(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Corriere della Sera 2010年5月31日

しかし、実は管理人も初々しい高校生の頃には、学校近くの喫茶店でタバコを吸って、ウエイトレスのお姉さんに叱られたりしておりましたが…

あっ、今は全然吸ってませんよ!
太古の昔、20歳になった記念に禁煙した管理人に
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8 Responses to イタリア女子高生、喫煙事情

  1. トリマー 2010年6月11日 at 5:33 PM #

    はじめまして、こんにちわ♪
    たばこって肌もボロボロになるんですね
    こわいですね

  2. TOLOS 2010年6月11日 at 8:44 PM #

    タバコですか。
    私、ヘビースモーカーの父が反面教師となり。
    実は今まで一本も口にしていないんです。
    ポリシーという訳ではありませんが
    ひとつくらい続けるものがあってもいいかなくらいの気持ちでおります。
    女性のタバコ、似合ってればいいと思いますが
    そんな人少ないですよね。

  3. chirico 2010年6月12日 at 6:31 AM #

    トリマー様、コメントを有り難うございます。

    私も高校生の頃は、肌がボロボロになる…なんて意識はまったくありませんでした。
    早々に辞められて、良かったです〜。

  4. chirico 2010年6月12日 at 6:38 AM #

    おっ、TOLOSさん、もう日本の生活に慣れましたか?

    私は逆に、父が吸わないもんですから、興味があって興味があって…。
    でも、吸わない方が、寝起きが爽やかですね。

    タバコが似合う女性ですか…
    う〜ん、長煙管を吸ってた沢村貞子かな〜。

  5. とらん 2010年6月12日 at 9:08 AM #

    ボンジョルノ〜去年そちらに行った時に明らかな学生さんがあちらこちらでタバコ吸ってるの見てびっくりしました。法律上は大丈夫なんですね。

  6. f.panda 2010年6月12日 at 7:09 PM #

    イタリアの現地校に通う娘(高1・14歳)がいます。

    彼女と本日の会話。
    娘「今日でやっと学校も終わり。クラスの子殆どが夜XXパブでパーティーやるって。」
    私「パブですって?! お酒やタバコ飲むところで大人の行くところじゃない!」
    娘「みんないつも週末行ってるよ。13ユーロでお酒飲み放題だけど、アタシは飲めないし、タバコの煙は大嫌いだから行かないけどね。」

    たとえ間違ってお酒が飲めてもタバコが吸えても、そんな所には絶対に行かせませんけど。

    この高校は理数系で、この地域ではレベルが高いとされているころなんですが。。。

    こういうことに法律が無い、ってのはどういうもんなんでしょうかねぇ。。。

  7. chirico 2010年6月13日 at 4:18 AM #

    とらんさん、ボンジョルノ!
    …って、これを書いてるのは、実は、『ボナセーラ』タイムなんですが(笑)

    一応、法律では16才からOKらしいんで、違法ではないんでしょうけどねぇ。
    コソコソした感じが…ねぇ…ないんですよねぇ。

  8. chirico 2010年6月13日 at 4:39 AM #

    f.pandaさん、真面目なお嬢さんで、なによりです。

    ただの私の偏見なんですけど、イタリア人って「自分にも厳しくできないから、人にもけっこう甘いところがある…」なんて印象はあります。
    だから、子供がイライラして煙草を吸っちゃう気持ちって、大人としては良〜く理解できちゃうのかな〜とかね。

    でも、やっぱり、あんまり『あどけない』感じの子がタバコくわえてると、この国は大丈夫なのかなぁと不安になりますけどね。

    ちなみに、この間、Repubblica紙に『インドネシアで2才の男児が喫煙』なんて映像が出てましたが…
    http://espresso.repubblica.it/multimedia/home/24857743/18

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