マフィアのマドフ富豪生活

さて先日は、「お金を一銭も使わずに物々交換などで快適な生活を続ける」ドイツ人女性の記事を紹介しました。
西に使わぬ人あれば、東には使っても使ってもまだまだどんどん使える人あり…と言うわけで、本日は一転して、
「不正に儲けた富で超豪華な生活を繰り広げていた」アメリカ人弁護士の記事であります。
あっ、でも、そのアメリカ人のおかげで、イタリアマフィアのボスを逮捕できたんですがね。

 

 

 

ワシントン 『ヴェルサーチの家にスーパーカー24台、マフィアのマドフ』

デスクの背後の額に収まっているのは、『ゴッド・ファーザー』を演じたときのアル・パチーノの写真。
テーブルの上にある卵形の木製プレートには、こう書かれている。
『良き弁護士とは法を知る者であり、偉大な弁護士とは裁判官を知る者である』
スコット・ロススタインと言えば評判の弁護士で、顔もえらく広かった。大富豪に投資家、表立つことを好まない輩の間でだ。まっとうな人間から、あまりお勧めできないタイプまで…しかし皆、金はたっぷり持っている。
スコット・ロススタイン元弁護士(47才)、生まれはブロンクスだが、育ったのはフロリダで、そこで悪さを働いていた。
陽光輝かしいフロリダを震撼とさせた大穴には、160億ドル(約1兆4,720億円)が流れこんでいったのだ。大いなる野望を抱いた、小さな『バーナード・マドフ元会長』と言ったところか。
しかし、ひと度、御用となった日には、もはや選択の余地はない。『取引き』…つまりはFBIへの協力を受け入れたと言うわけ。
ロススタインは、マイアミで臓器移植手術を受けていたイタリア人マフィアボス、ロベルト・セッティネーリへとたどり着くために、言わば『錠前破りの針金』役をさせられたのである。
ロススタインは旧知の間柄であるセッティネーリを訪ね、マネーロンダリングをして欲しいと頼みこむ。承諾するセッティネーリ。
しかし気の毒なことに、ロススタインが着ていた純白のシャツの下には、カセットレコーダーが隠されていたのだ。
こうして1週間前、FBIとイタリア警察が決着をつけ、ロベルト・セッティネーリは逮捕された。

現在、拘留中のロススタインには、マフィアの報復から逃れるための偽名が与えられている。
これからは決められた道を歩んでいかなければならない。去年の11月までの生活とは真逆のものとなるわけだ。
ロススタインは全てを手中に収めていた。多大なる影響力を持ち、敬われ、良好な人間関係でもって、このブロンクス生まれの男は富の帝国を築きあげたのである。
まずは、その『屋根の数』から見てみようではないか。
マンションや邸宅など13軒の不動産を持ち、その中には、かつてジャンニ・ヴェルサーチが所有していた『Casa Casuarina(写真)』の共同所有権も含まれている。
お次ぎは車庫の中。
全24台の内訳は、フェラーリが5モデル、ブガッティ2台、ランボルギーニ3台、そしてベントレーとロールスロイスに、それからハーレーも何台か。
自宅近くの海には500万ドルのヨット1艘が停泊していて、それからフォート・ローダーデール空港には自家用飛行機が1機。ボーイング727型で、まぁ、1番小型のジェット機ですな。
それから、腕にはめているのは大体いつもロレックスで、100万ドルのコレクションの数ある中の逸品だ。

豊富な資産は、ブロンドのキム夫人を幸せにしていた。2003年にバーベキュー・パーティーで知り合い、結婚
キム夫人(36才)は、夫の顧客が損失を出して涙していた時に、思う存分に情熱を傾けていたのである。それは…靴に。
どっさり買いこんでいたのだ、何百万ドルをも費やして。
実際に店に出向く以外にも、パリス・ヒルトンやジェシカ・シンプソン御用達のロサンジェルスの有名ブティックのオンライン販売を利用していた。
裁判の際に、無垢なるキム夫人は次のように告白している。
「大体いつも、履くためと言うよりは、ただ欲しかったから買っていたんです。」
これは、その他ブランドのバッグや洋服にも言えること。

ロススタイン弁護士の世界には、もちろんのこと政治が入りこむ余地もあった。申し合わせ…利益がらみの友情だ。
公式書類によれば、ロススタイン弁護士は共和党および民主党に資金提供をしている(共和党寄りではあるが)。例えば目を引くのは、あのマケインとペーリンのキャンペーンチケットに50万ドル(約4,600万円)を出していることだ。
『透明』な関係であり、フロリダの名士らと共にこのゴールデンカップルと収まっている多くの写真が証明している。
ロススタインと言うのは遠ざけねばならないような奴ではなかったのだ。いや、むしろ最終的には役に立つ男だった。しかも身の安全にも執着し、巨大事務所には監視カメラや隠しマイクが仕込まれ、秘密の出入り口も作られていた。ビジネスに慎重さと言うわけ。

しかし帝国と言うのは、どんなものであれ最後は滅びるものなのだ。ロススタインは、いかに溺れないようにするかを考えなければならない。己をスーパーマンだと思い込んでいた男にとって、面目ない結末となってしまったものだ。
以前、ロススタインは、「一体、いつ寝るんですか?」と訊ねられたことがある。
彼の答えは、「多分、死んだ時だろうね。」
予想は外れてしまった。今や懲役100年でも求刑されかねないだろう。
まぁ、うたた寝する暇はたっぷりあるわけだ。

(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Corriere della Sera 2010年3月21日付

 

 

 

とりあえず、このロススタイン元弁護士、「マフィアボスと古くからの知り合い」とはあるんですが、本人もマフィアだったとははっきり書かれてないんですよ。
でもデスクの後ろにアル・パチーノの写真を飾ってあったってあたり…
先日も、イタリアのマフィアがフェースブックで『スカーフェイス』なんてHNを使って逮捕されてましたが…
やっぱり、この業界の人は好きなんでしょうかね。

話は変わりますが、最近、ちょっと『たわいもなく』つぶやいたりもしてますんで、良かったらのぞいてみて下さい。あっ、フォローも、どしどしお待ちしております。
http://twitter.com/lachirico

 

 

 

やっぱり、マフィア業界ではロバート・デニーロ派って
少数派なのかな…と思う管理人に、
「さっさと引っ越しの用意しなさい」とお叱りクリックPrego…

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