夫が妻に言わないこと…

ここ最近の、イタリアの流行語と言えば、やはり『Trans(トランス)』。
日本で言うなら、いわゆる『ニューハーフ』ですかね。
昨年末頃、ラッツィオ州の州知事が、トランス絡みのスキャンダルで辞任したせいもあるんでしょうが、それ以前から、トランス国会議員が誕生したり、退任後にバラエティー番組に出演して人気が出たりと、ブームになる下地はできていたように思います。
さて、本日の記事、管理人が訳しながら抱いていた疑問について、筆者自身も文末で吐露しております。
やっぱり、これがイタリアの諸悪の根源なのかなぁ…。

 

 

 

ミラノ 『ニューハーフ、イタリアの夫達の秘密を明かします』

『公共事業にとってのソレ』なんてタイトルで、どっかの熱心な神学生が思い出話なんかをしたためているうちに、貪欲な男性諸氏のためのビッグスターが自伝本をひっさげて登場した。ここ最近の流行りにすぎないのか…つまりは、ニューハーフである。
いやいや、ただのニューハーフなんかではない。このエフェ嬢、『世界最高の美女』とか『バンビちゃん』なんて呼ばれて、すでにTVのゲスト出演やら雑誌インタビューやらも多々こなし、3つあるサイトは1ヶ月で20万アクセスを記録、1ヶ月に少なくとも120回ものデートをこなしているのだ。
ジャーナリストのステファニア・ベルベンニ女史にエフェ嬢みずからが語るその半生が、この度、モンダドーリ社から出版される著書に綴られている。
タイトルは反感を買いそうだが、ズバリ、『夫が言わないこと』。
これらのことを別にすれば、そそられる女性と言う意味では原爆用の濃縮ウランみたいにギュッと魅力がつまっていて、顧客からの歯に衣着せぬリクエスト通り、親しみもてる『巨根』を有した一人のマイノリティーなのだ。そして、その顧客に付き従う妻君らは、この異形の輩にご満足と言うわけである。

エフェ(30才)、トルコの没落家庭の出身ではないかと言われ、イタリアに住んで10年になる。大方の女性達よりも可憐な風貌をしたニューハーフの男性で、190cmと言う女性にしては高すぎる身長をのぞけば、大変に見目麗しい。
服のサイズは42(日本サイズで約9号)、小振りな胸、緑色の瞳に鳶色のショートヘア。
あの(女性受けする)ハンサム州知事…ニューハーフの信奉者であるあの州知事が、良き夫を演じつつ(つまり、黙りを決め込みながら)、他の連中に比べ、いく分役不足ながらも政治・エロ・僧院逃げの一大スキャンダルを巻き起こしていた時、口八丁手八丁の司会者が仕切るTV番組の端々にゲスト出演していたブラジル人ニューハーフらの爆乳、うっすら青ひげとは大違いなのである。

エフェ嬢の半生に耳を傾け始めたジャーナリストのベルベンニ女史は、すぐに気をもむこととなる。
「…遅かれ早かれ、ほとんどの男の人ってニューハーフを試してみたくなるもので…全員ではないけど、ほとんどみんなね…もし私が結婚してたら、信頼はしませんけど。絶対に潔白な人なんていませんから。」
エフェ嬢は5カ国語をあやつり、ミラノ在住。ローマからブレーシャ、マルタ、パリと…破廉恥な金持ちに呼ばれる場所へと出向いて行く。それか、観光スポット界隈とか、自宅マンションのピンクの壁に囲まれた中、居間では母親が読書し、ロットワイラー犬のゴランが吠える(時々、誰かがお仕置きにぶつのだが、まぁ、ちょっと我慢と言うところ。いつも何ともないのだから。)かたわらで売春をするのだ。
エフェ嬢はマンションの部屋も何戸か購入しているのだが、善良なる市民としては自尊心が傷ついている。税金をどうやって支払えばいいのか分からないのだ。
「セックスしてお金をもらうことに対する税金も必要なんじゃないかしら。ニューハーフ税とかね。この市場を一掃できるんじゃない。」
BMWやポルシェ、メルセデス、シボレーと車に情熱を燃やし、シャネルの洋服にグッチのバッグ、プラダの靴、純白のシルク・ランジェリーに、コンドームでびっしりのビューティーケースは絶対に手放せないところ。身体の安全性を証明するためであり、著書の中にも最新(2009年12月)のHIV検査の結果が記されている。もちろん陰性だ。

同書でエフェ嬢が語るところによれば、熱血漢の父親とか模範的な亭主(夫側から見た模範であって、まずもって妻側のそれではない。)として振まう際には、多分、男性と言うのはそれほどぱっとしないもので…つまり、男性と言うのは同性を見習い、バリエーションにとんだパフォーマンスをことのほか喜び、みずからを発散し、解放するものなのである。もちろん、自分の妻とでは、そんな風にはなりえないのだ。
例えば、TVの討論番組では愛想の良さで知られるモデラート氏に対し、エフェ嬢は服従させる前にヒョウ柄のビスチェと真っ赤なピンヒールを与えるのだと言う。
ダリオ氏の場合は、ピンクのシルクのシーツで覆われたダブルベッドで哀れな感じのエフェ嬢とするのがお気に入りだ。その間、ダリオ氏の麗しき妻君は、子供達を連れてバカンス中と言うわけ。
若き億万長者ジョン氏は、妻と一緒に過ごしている町へとエフェ嬢を呼びつけ、見つかる危険に晒されながら豪華ホテルでの逢瀬を楽しむのだ。
ものすごいやきもち焼きのウンベルト氏は、エフェ嬢に夢中だ。多分、彼は病気の妻を捨てるだろう。そして、別の女性と浮気をしてエフェ嬢を裏切ることになるのだ。

多くの男達は、もし本物の女性が耳にしたら(オープンな性格だろうが、惚れられていようが、無関心だろうが、皮肉っぽかろうが、好きものだろうが)、子供を連れて、金庫の中味を洗いざらいさらって窓から逃げ出すようなことをするために、エフェ嬢に金を払う。
「私達のようなニューハーフって、有利なんだと思います。だって、アレがついてるわけだから、どうしたら男の人が喜ぶか分かるし…でも、お客さんが興奮するのは、私のが固くなったのを見てなんですけどね…。」
この点については降参するしかないだろう。勝負にならない。
だが、デートの度に口にするチョコレートとか、贈り物のヴィトンのバッグ、高級レストランでのディナーに、六つ星ホテル、そしてチヤホヤされ、丁重に扱われ…こんな思い、普通の女性達はしたこともない。このことだけは容赦するわけにはいかない。
そのうえ、こんな風に言えるのではないだろうか。
もしもニューハーフやら、神学生やら、その他諸々と不義不貞をはたらくのが、そんなにも大変なものならば、時間、金、口の堅い共犯者、自由のきく仕事が必要になってくるだろう。
つまりは、そのために、うわの空の仕事人や、いい加減な働きぶり、なれ合い、汚職、悪党などが、目まぐるしい勢いで増えてきているのではないのだろうか?

(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:La Repubblica 2010年3月4日付

 

 

 

実は昨日ぐらいから急に、当ブログへのアクセスができなくなり、皆様にご迷惑をおかけしておりました。
理由も原因もわからないまま、管理人もお手上げ状態で、よもや今年に入ってからの更新分がぜんぶ消えちゃったかも…と焦ってみたり、もしかしたら「もっと別な活動を模索せよ」との神の声かな…と達観して(あきらめて)みたり…
なんだか、やけに長く感じる24時間を過ごしておりました。
昨日から、せっかく来訪してくださっていた皆様、どうもすみませんでした。

 

 

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