王子様の夢はお笑い司会者:サンレモ音楽祭

エマヌエーレ・フィリベルト・ディ・サヴォイア(左下写真)と言えば、世が世であればイタリアのハンサム王子として、英国のウィリアム王子と良い勝負をしていた…かもしれない人物であります。
(ちなみにイタリアでは第二次世界大戦後、王政が廃止され、王族は2002年まで国外追放となっておりました。)
そのエマヌエーレ王子、現在はタレント兼実業家と言うことなんですが、
最近、勢い余ってサンレモ音楽祭に歌手として正式に参加してしまい、そのうえ、並みいるベテラン〜新人の実力派歌手らを蹴落として、第2位にまでなってしまったもんだから、もう、大騒ぎだったんです。

 

 

 

イタリア 『憲法からインスピレーションを得て作詞しました』

吹き荒れる口笛、視聴者人気投票での得票率の高さ、そして喝采の嵐。
エマヌエーレ・フィリベルト氏(37才)は、サンレモ音楽祭の真なるスターであった。
「これ以上、政界で活動することはないでしょう。今は、TV番組の司会者になりたいですね。」

国民は絶対であり、貴方は王子…と言うことで…。
「そう言うのは困るんですよ。王子と呼ぶのはやめていただけますか。」

それでは、エムヌエーレさん。
「その方が親しげな感じですね。」

思いもよらないような結果を出されましたね。
「こんな風になるとは思っていませんでしたね。魂の奥底で息づいている感情…深い底へと揺り落とされるような感情の渦ですね。」

エマヌエーレさん、今回の件は貴方の責任ではありませんよ。絶対なる国民の意向であって。
「良くわかっています。」

口笛も吹き荒れましたが、拍手もすごかったですね。
「人々から大変好意を抱かれていることを感じました。」

あの晴れ舞台からイタリア国民に話しかけられたのですね。
「Udc(中道連合)党から要請され立候補した時には、別な晴れ舞台も経験しました。あの時も、口笛と喝采が起きましたね。」

口笛が鳴ると活気づきますよね。
「怖じ気づいたりはしませんけど。」

時には仕方がないこともありますね。
「ステージに上がる前から口笛が鳴ってたんですから!」

歓喜に沸いて口笛を鳴らすってこともありますから。ロック系の観客は表現が濃いですからね。
「はぁ…。」

とにかく、ほどよく、バランスの取れた良いキャラクターですね。
「もう知事選の応援の要請がきてましたよ。断りましたけどね。」

人気がおありですよね。
「現在は、芸能界が自分の居場所ですね。」

胸中には音楽がおありですね。今回のサンレモ音楽祭でのグループは最初の一歩で。
「あと4〜5年したら、司会業をやりたいんですよ。フィオレッロ(訳者注:司会業やDJなどもこなすハンサム系の人気コメディアン)みたいな感じでね。」

政治どころじゃないと。
「サンレモ音楽祭で、民主党のベルサーニ党首や、現内閣のスカイヨーラ経済復興大臣も観覧されていて、ちょっと調子が狂いました。そのうえ、明後日には選挙があるわけで。まったくねぇ…。」

あの場を利用していたと。
「それは、そうでしょ!フィアット社の件や、テルミニ・イメレーゼ支店の件で議論しなければならないことがあったんです。仕事は、私が作詞をする時のモチーフですから。」

実は、工員らの中には、貴方に工場の方へ来て欲しいと要求して者達がいるらしいですよ。
「本当ですか?」

あの視聴者人気投票の後なら、なんでもありですよね。
「私は行きますよ。と言うか、私の考え、ご存知ですか?サンレモ音楽祭に参加した歌手は皆CDを製作するんですが、あの工員らを救うために力を合わせるんですよ。」

みなの幸せのための大衆の力が離散している…。
「そう、それが私が作詞した中のキーワードなんですよ。イタリア憲法の第1条からインスピレーションを得たんです。そこから前に進めてね。価値観は…私は右派でしょうかね、それとも左派?」

どちらなんですか?
「文化的には左派です。宗教の面では右派でしょうね。祖国を思う気持ちは右派ですね。仕事に関しては、無理矢理に左派かな。」

非常にバランスが良いですね。ちょっと右派で、ちょっと左派と。
「完全に中道にいるんですよ。わがイタリアに向けて話しています。」

それは、Udc(中道連合)党へ戻られると。
「Udc(中道連合)党?いえ、いえ。イタリア全土に向けて言ってたんですよ。」

それでも、非常に豊かな親の七光りと言うことで皆から非難されますよね。
「私の人生はそれと、それから、父から常に望まれていたように大いなる善行を為すことです。」

エマヌエーレさん、言葉もありませんよ、私は。
「ローマで会いましょうよ。ねっ!」

(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:La Repubblica 2010年2月22日付

 

 

 

このサンレモ音楽祭、なんと5日間も続くんです。
毎晩、同じ歌を聞かされ、視聴者人気投票の結果で何組かが除外されてゆき、その合間に国内外からの豪華ゲストも登場したりはするんですが、
まぁ、今時、かなりふざけた企画であることは確かでしょう。
しかも今回、1位になった新人歌手も、この王子様グループ(ベテラン歌手&オペラ歌手)も、初日の人気投票で一旦除外され、後日、敗者復活したと言ういわく付きでして…。
最後は、結果に不満だったオーケストラ団員らが、楽譜を丸めて投げ飛ばすと言う暴挙にまで発展したのですよ。

 

 

 

実は、今年初めて、ちょっとまともにサンレモ音楽祭を見た…
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