中国人や韓国人が『犬』を食べることについて、時々、イタリア紙でも非難の記事を見かけるのですが。
今回、イタリア国内で怒濤の非難を浴びせられているのは、
『猫』の美味しい食べ方を披露した『イタリア人』であります。
あっ、そう言えば、来週の月曜って『猫の日』なんですよね…
これまた、絶妙なタイミングで…。
ローマ 『猫レシピで国営放送に抗議、当事者は番組降板』
猫用レシピと言っても、猫達のためにごちそうを作ってあげるわけではない。
猫を料理して、美味しく頂こうと言う話なのだ。
「他のどんな動物よりもずっと美味しい」とのことだから。
何百万人もの視聴者に、このレシピを紹介したのはベッペ・ビガッツィ氏(左写真)。
もともとグルメのジャーナリストである同氏は、国営放送にて毎日正午より放映の人気番組『La prova del cuoco(料理に挑戦)』に、2000年よりレギュラー出演していたのである。
しかし、この度、番組内で特別レシピ『猫のシチュー』を紹介したため、同番組を降板することとなった。
ビガッツィ氏は局側と話した直後は、今回の決定ついてコメントを控えていたが、ラジオ放送にて次のように明かしている。
「猫の肉がどれだけ美味しいかって話したことを咎められたんです。他の話だってしたんですけどね。1930〜40年代には、他の多くの人間同様に、私は猫の肉を食べてたんですよ。昔々の話だし、別に恥ずかしいことだなんて思ってません。現在では理解しがたい話ですけどね。」
ビガッツィ氏は発言を撤回する気もないし、いつだって同じことを言えると主張しながら、
「私はなにも後悔などしていない。」と締めくくった。
すべては2月10日の番組内で起きたことだ。ビガッツィ氏は古い習慣を思い出しながら、猫の調理の仕方を説明したわけだ。
「猫の白身肉」を、美味しく調理するには「川の中に3日間浸けておくんですよ。」と。
あらゆる動物業界からの抗議の声が、インターネット上でもあげられたのはもちろんのことで、結局、同番組内で司会者のエリーザ・イゾアルディさんがビガッツィ氏の番組降板を発表するに至った。
今回のビガッツィ氏の発言に抗議している『Diritti dei Verdi』団体代表のクリスティーナ・モレッリ氏は、『テレビ出演者としてのデリケートな立場』なるものを強調しながら、次のように話している。
「他のペット同様に猫は、第1条第1項で規定している法令281号および1991号でもって保護されている動物です。つまり、《国家は動物愛護の精神を擁護、指導するものとし、それらに対する残虐行為は処罰され、人類と動物の正しい共存を奨励し、公共における安寧および環境を保護することを目的とする》と言うことです。」
「私どもでは、ビガッツィ氏および番組制作サイドが今回の行いを振り返り、私ども同様、同件に怒りを感じている多くの視聴者に対し謝意を表明することを望んでおります。
また、Rai国営放送は動物虐待に対するコマーシャル放送の制限などせずに、また、するべきでもなく、Rai国営放送自身があまねく知れ渡っている原則を施行してゆくべきではないでしょうか。例えば、暇つぶし的な番組に動物を出すことをやめるとか、『Affari Tuoi』のようなゲーム番組で無意味に動物を使うことをやめるとか。」
イタリア動物保護団体『Enpa』からも、今回の件でビガッツィ氏が降板となったことを評価し、同団体のカルラ・ロッキ代表からは満足している旨のコメントが出されている。
「Rai国営放送局が動物虐待幇助と言う犯罪ともなりかねない行為、そして貧弱なる精神による行動を、適宜に罰したことを高く評価しています。」
なお『Enpa』では、ビガッツィ氏および同TV番組に対抗すべく、ローマ裁判所管轄の弁護士であるマリアーノ・ブーラッティ氏に依頼をしていた。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:La Repubblica 2010年2月14日付)
この問題のシーン、管理人もビデオで見たんですが…
こう、昔話をしみじみ語る…ってんなら良かったんですけどね。
嫌がるおネイちゃん司会者を尻目に、嬉々として語っちゃってるんですよ。
ちなみに、イタリア北東部のヴェネト地方には、次のようなことわざがあるんだそうです。
Veneziani gran signori, padovani gran dotori, visentini magna gati, veronesi tuti mati
(ヴェネツィア人はお大臣様、パドヴァ人は学者様、ヴィチェンツァ人は猫喰いで、ヴェローナ人は皆気違い)
どうしてヴィチェンツァ市民が『猫食い』呼ばわりされているかと言えば、1600年代にペストを蔓延させていたネズミ退治のために、ヴェネツィアから大量に借り受けた猫を、その後、返却しなかったから…なんて言われておりますが。
日本人的には
スーパーの肉売り場に並んでるウサギでも
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猫好きとしてはつらい・・
が、これって番組を企画した側の責任もあると思いますが、
そんな声に対して きっと「俺は賛成しなかったがそう決まってたから」なんて言い訳するイタリア人の姿目に浮かびますよね・・・あ、こんな認識って失礼?
あぁぁ〜、猫好きだったんですね、TOLOSさん…
それは、お気の毒な…
確かにイタリア人のイメージとしては、
「まぁ、まぁ、まぁ、まぁ…」なんて言いながら、取りなしたりはしなさそう。
今回のこれはねぇ…やっぱり、ビガッツィさん、はしゃぎすぎたのが敗因でしょうか。
企画サイドも、「同じ内容でも、もっと、しみじみ説明して欲しかったんだ」とか言ってるかもしれないですねぇ。