グリーン・ポルノ上陸!!:イザベラ・ロッセリーニ

さて本日は、無謀にもイザベラ・ロッセリーニ特集と言うことで、プチ記事と特集記事の2本立てです。
現在のところ、当ブログの平均読者層は『20代と40代の女性』と言う結果が出ておりますが、イザベラ・ロッセリーニをご存知の方って、どのぐらいいるんでしょうね。
父親のロベルト・ロッセリーニと言えば、イタリア映画界ではネオ・レアリズムの先駆者たる映画監督で、作品としては『無防備都市』『ドイツ零年』あたりが日本でも有名でしょうか。
一方、母親はイングリッド・バーグマン。『カサブランカ』『凱旋門』『ガス燈』等々、言わずと知れた名女優であります。
イザベラ・ロッセリーニ自身は、母親譲りの美貌でモデル&女優業をこなしつつ、36才の時、デヴィッド・リンチ監督の『ブルー・ベルベット』に出演。
しかし、あまりに倒錯的な内容にイタリアではスキャンダル扱いされ、その後、活動の場を海外に移していたようですが。

 

 

イタリア 『イザベラ・ロッセリーニがグリーン・ポルノを紹介』

パオロ・ジョルダーノ原作の同名映画『La solitudine dei numeri primi(素数たちの孤独)』にて、女優としてイタリアに帰還。その幼少時には、偉大なる芸術家の創造物として広く知られていた国だ。
ロバート・レッドフォード主宰のサンダース・チャンネルでは、昆虫らの性生活を描いたミニ・ドキュメンタリー『グリーン・ポルノ』の企画、制作、出演をイザベラみずから手がけている。
その『グリーン・ポルノ』が、イタリアの新たな地上波デジタルにて放送されることになった。
以上の内容はファビオ・ファツィオ司会による『Che tempo che fa』にて、イザベラ自身が語ったもの。
『グリーン・ポルノ』は2分程度のドキュメンタリー集であり、当初はWeb向けに企画されていたのだが、
「動物のことなんか、あまり興味を持ってもらえないことは分かっていたんですけど、セックスにならみんな興味があるでしょう。動物ってすごいことするんですよ!」と。
(2010年1月30日 La Repubblica)

 

 

 

この『グリーン・ポルノ』、スゴいですよ。
イングリッド・バーグマン瓜二つの美貌で、昆虫やら海洋生物やらのコスプレをして、その生殖行為を実演してくれるんです。
いや〜、白状しましょう。管理人、超好みであります。
お急ぎの方、それでは動画です。管理人お気に入り『みみず』をどうぞ。

 

そしてお急ぎでない方、ついでと言ってはなんですが、イザベラ・ロッセリーニの特集記事の方も、どうぞ。
こっちは、けっこう内容濃いですよ。

 

 

 

イタリア 『イザベラとロッセリーニ一家』

イザベラ・ロッセリーニについて語る際の切り口と言えば、数多くあるだろう。
例えば、一躍その名を有名にした出演映画『ブルー・ベルベット』のドロシー・ヴァレンス役 −愛されることを恐れるがためにサドマゾの世界に身を投じた女性−とか(右下写真)。
もしくは偉大すぎる両親、ロベルト・ロッセリーニとイングリット・バーグマン(左写真が1949年にポスト紙の表紙を飾る2人)の不倫物語。この件について、イザベラはこんな風に話している。
「今でも理解できないんです。一体、なにがスキャンダルだったと言うのか。既婚者が別の人に恋をするなんて昔からあったことでしょ。それなのに、ハリウッドが母に対してあんなに酷なことをするなんて。」
イザベラ自身の数多の(セレブとの)恋物語を持ってくるのもいいだろう。
ミハイル・バリシニコフ(“今でも友達よ。”)、マーティン・スコセッシ(“父は家にいる時、映画の話なんて一度もしたことがなかったけど、マーティンはそれしか話さなかったわね。”)、ジョナサン・ウィードマン(“知り合った頃、彼は大学の学位を取るためにモデルをして生活費を稼いでいたわ。”)、デヴィッド・リンチ(“すごく変わった人。いつだったか、部屋の隅っこに腰かけてると映画のアイデアが浮かんでくるんだって教えてくれたわ。”)。
それからもちろん、ファッションを通じてもイゼベラ・ロッセリーニついては語れるだろう。
1980年代、その有名なファッション・センスでもって広告業界からも随分ともてはやされたものだが、今ではイゼベラ自身が興味を失っている。
現在は黒いパンツに白いシャツをユニフォームのように身につけ、夏には白く透きる肌をつばの広い麦わら帽子で守り、冬になると僧侶のように簡素な中国風の上着を好んでまとうのだ。
こうした外見や着こなしは、彼女の人柄とはまったく正反対だと言えるだろう。イザベラ・ロッセリーニと言えば外交的で面白みがあり、抜群のユーモアセンスでもって不遜な態度をとる女性なのだから。

現在57才で、子供はエレットラ(26才)とロベルト(16才)の2人。人生における情熱の大半を動物と自然保護にそそぎ、サンダンス・TVチャンネル向けに『グリーン・ポルノ』のタイトルで、昆虫の性生活を描いた短編フィルム・シリーズを制作し、みずから出演もこなしていた。イザベラはこの番組について、次のように熱く語っている。
「特に昆虫、それから小エビや巻貝などの海洋生物ね。ほ乳類を演じるのは難しくて。全体的に人間に似すぎていて、あまり謎めいてもいなし、面白くないわね。」

家族、その意義の大きさと言う点でも、イザベラ・ロセリーニは万人とは異なっている。それは、まったくもって『広範囲』に渡っているのだ。
せいぜい数ヶ月前のことだと思うが、イザベラは義弟のリチャード・アボーンに手を貸すべく乗り出していた。双子の妹イングリッドの夫であり、ニューヨーク生まれの弁護士で、マンハッタンで検事総長に就任できるかどうかの瀬戸際にいた。
異父姉であり、元TVアナウンサー、ニューヨーク区在住のピア・リンドストロームまで担ぎ出したにもかかわらず、この検事総長選はロッセリーニ姉妹の期待通りには運ばなかった。
イザベラの兄弟姉妹と言えば、まず、このピア・リンドストリーム。イングリッド・バーグマンの最初の結婚、つまりペーター・リンドストロームとの間に生まれた娘だ。それから、イザベラの双子の妹イングリッド(イタリアではいまだに『イゾッタ』の名で通っているが)。2才上の兄ロベルト・ジュニアはモンテカルロで家族の財政管理をしており、それから、父ロベルト・ロッセリーニが最初の結婚でもうけた息子達レンツォ(9才で死亡)とロマーノ。また、父ロベルトとソナーリ・ダス・グプタの間にできた息子ジルは、長く病を患った末、昨年亡くなっている。このジルの妹ラッファエッラが末っ子となるわけだが、家族の中でその名が最も知られていない理由は、イスラム教に改宗し中東へと移り住んでいるからだろう。

ロッセリーニ一族の結束は固く、また、大家族に良くある話だが時には喧嘩もしながら、互いに支え合っている。そのなかでもイザベラは、家族の目安として中央に立っているのだ。
異母弟ジルが、ブドウ球菌による炎症で助かる見込みもなく病の床に着き、3年以上に渡ってスイスからローマへと転院するなか、見舞いに通い続けたのもまさしくイザベラだった。またイザベラの得意技を駆使しながら、ジル本人にこの悲劇的な病について語るようにも勧めている。
得意技と言うのはドキュメンタリー制作で、ベネツィア映画祭やニューヨークのトライベッカ・フィルムフェスティバルでは『Kill Gil パート1、2』として出品され、多大なる評価を受けている。

イザベラ・ロッセリーニはいつも、父ロッセリーニが亡くなったのが人生最悪の日だったと語っているが、異母弟ジルが亡くなった時もまた、はた目にも明らかに嘆き苦しんでいた。
大いなる両親については、イザベラは次のように話している。
「父の映画作品を見ていると、父の精神が見えるんです。映画の中で見る母は、私が覚えているのよりずっとずっと若い女性ってところですね。『カサブランカ』や『ヨーロッパ1951年』の頃だと、私はまだ生まれてませんから。『秋のソナタ』あたりのイングリット・バーグマンが、私にとっての母だなって感じがしますね。母が若い時分に撮った作品は、見やすいもんじゃないですね。声や姿かたちが、私の記憶とは異なるものですから。」
一方、イサベラ自身の娘エレットラ・ロッセリーニ・ウィードマンとって自分の母親イザベラ・ロッセリーニとは、道のあちこちで良く見かける顔だったとのこと。
エレットラが5才の時、教師がこんな質問をしたことがあった。
「もし空港で迷子になったらどうする?」
エレットラは臆せずこう答えた。
「ママのポスターを探して、その前で待ってるわ。」
エレットラは、イザベラの2度目の結婚、テキサス生まれのモデルであるジョナサン・ウィードマン(ちなみに1度目の結婚はマーティン・スコセッシとで1979〜82年まで続いた)との間にできた娘であり、両親からその知性と美貌を劇的に受け継いでいる。長身で細身、父親(ハーバード大卒)に似て運動に長け、母親からは完璧なまでに美しい肌とつぶらな瞳を譲り受けたのだ。モデルの仕事をしながら、New Schoolの政治学科を卒業し、現在はロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで生体臨床医学の学位を取得すべく勉強中だ。母親のイサベラ同様に熱烈なエコロジストで、エコ分野における法律を改善させるべく勤しんでもいる。
その弟ロベルトは、生後まもなく養子としてイザベラに引取られ、つい最近まではロベルティーノの名で呼ばれていたものだが、現在はロングアイランドで高校生活を送っており、この夏には母や姉に遅れをとるまいと、園芸愛好家としての活動を行っていた。
ロッセリーニ家はいつもバタバタとしているところがあるのだが、それと言うのもイザベラが、ドキュメンタリー映画の製作やら『グリーン・ポルノ』の執筆、女優業に加えて、盲導犬の調教にも加わっているからなのだ。

それで結局、家には常に新顔が出入りし、なにかを企んでいると言うわけである。
これだけでもまだ足りないのか、イザベラは新たにグレート・サウス・ベイの海産物の増殖に挑んでいる。ロングアイランドからファイアーアイランドの間、まさにイザベラの家の前に広がる湾だ。
タコやらイカ、貝類の交尾についてイザベラが研究していると知ったら、父ロベルト・ロッセリーニはなんと言っただろうか。
イザベラ兄弟姉妹らは、こう考えている。
「多分、大笑いするでしょうね。」
(2009年11月18日 La Repubblica / Velvet)

 

 

 

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1つ目の記事にある『Che tempo che fa』と言う番組の1月30日放送に、イザベラ・ロッセリーニが出演してたんですが、イングリッド・バーグマンからフェミニンな感じを少し差し引いた豪快美人でした。
また、7〜8才の頃にクラスメートから、
「あんたのお母さんとジョーン・クロフォードって、どっちが有名なの?」
と聞かれて初めて、自分の母親ってすごい有名人なんだな〜と意識したと話してましたよ。

あの、話は変わるんですが、実は、世界の面白ニュースサイト『らばQ』さんが、当ブログの記事をまたまた紹介してくれまして。
わざわざ私が説明することもないんですが、『らばQ』さんって月間1300万PVのお化けサイトなんですよ。
そう言うサイトに自分とこの記事が出るって、まるで、普通にTVを見ていたら急に自分の名前を呼ばれたような…とにかく、ビックリするやら嬉しいやら(しかも3週間で2度も)。
こんな隅っこからで何なんですが、本当に有り難うございます。


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