中国人の入店お断り、人種差別いよいよ加熱か!?

以前も書いたことがありますが、イタリアでは、
“ Cinese(チネーゼ:中国人)” = “ Orientale(オリエンターレ:東洋人)”
と言う仕分けが一般的のようでして、道を歩いていて「チネーゼ!」と言われたことのある日本人も少なくないかと思います(もちろん、私も)。
…と言うわけで、『中国人』絡みの差別記事なんかを見かけると、どうしても他人事には思えないわけです。
…でも、これはねぇ…お店側が言ってることが本当なら、やっぱり中国人が悪いかなぁ。

 

 

エンポリ 『中国人の入店お断り、店主に吹き荒れる烈風』

《Vietato ai cinesi se non parlano italiano(イタリア語を話せない中国人の入店はお断り)》
ただの冗談ではない。白い紙にマジックで黒々と書かれた文字。
トスカーナ地方エンポリ市の衣料品店入口に出された貼り紙だ(左写真)。
道往く人々は足を止め、書かれている文章を読み、自問自答する。賛同できない者は店内に赴き、店主に一言物申す。そして店主は、己の主張がいかに正しいかを説くために、諸々の出来事をとうとうと並べ立てるのだ。

人種差別を意識していようといまいと、この貼り紙は一陣の砂埃を巻き起こした。
ロベルト・ベニーニの映画『ライフ・イズ・ビューティフル』の中で、あるケーキ屋の入口に貼られた『ユダヤ人と犬は入店お断り』の貼り紙。エンポリ市の貼り紙はこれを彷彿させる。
映画の中では、ベニーニ演ずる父親が小さな息子に向かって、こう言うのだ。
「だからね、蜘蛛と西ゴート人はウチの店には入れちゃいけないんだよ。だって、お前、嫌いだろ。」
ベニーニの名演が引き起した笑いは苦渋を覆い隠しはするものの、消し去ることはできない。これと似たようなことが、今回も起きているのだ。実は、こうした挑発行為に対し同じ手段で呼応した者がいる。この反中国人の貼り紙の前に、以下のような文章(右下写真)を貼り出したのだ。
《Vietato l’ingresso agli americani che non parlano polacco, agli svedesi che non parlano spagnolo e agli svizzeri che non parlano arabo(ポーランド語を話せないアメリカ人、スペイン語を話せないスイス人、アラブ語を話せないスイス人の入店お断り)》

こんな風には考えないのが、エンポリ市のジョヴァンニ通りに店を構えているジーノ・パチッリさん(63才)だ。
『中国人お断り』の貼り紙を出したのは正しいことと話しながらも、人種差別だと非難されることには承服できないと言う。
「商売を始めて40年経つが、外国人のお客さんもたくさんいましたよ。肌の色とか民族で区別はしませんね。違いが出るのはね、教育の問題ですよ。」

そして、ジーノさんが自分の店に来て欲しくないと思う『人種』とは次のとおり。
「マナーの悪い中国人だね。店に入ってきて入口のドアも閉めない、挨拶もしない。店内をウロウロして、どっさり試着するくせに1着も買わない。そばに寄って接客しようとすると、イタリア語はわからないって言うんですよ。本当はわかってるくせにね。」
それでは、中国人らは何をしに来るのか?
「真似をするためにですよ。1日に10人はやって来るね。店に来て、商品の縫製とか仕上げの具合なんかを見てるんだ。ただの時間の無駄だけどね。」

先週15日、ジーノさんの我慢は限界に達した。『中国人お断り』に至ったきっかけとして、この時の出来事をジーノさんは引き合いに出している。
「中国人が2人やって来たんですよ。どっさり試着して、そのうえ、マネキンにも着せて見せてくれないかと。もちろん連中はすぐに “イタリア語、話す、ない” って言ってきましたよ。そして最終的には、まったくいつもの通り、なんにも買わないで出ていきました。
でも、帰りがけに、連中はあるイタリア人家族にばったり会いましてね。ちゃんと挨拶もして、立ち話を始めたんですよ。それで、そのイタリア人家族に
“あの中国人と知り合いなんですか?” って聞いてみたら、
“ええ。あの人達は仕立て屋を経営してるんですよ。イタリア語ですか?もちろん話せますよ。” って。
馬鹿にされた気分でしたね。すっかり腹が立ってね。それで次の日にはあの貼り紙を貼ったんですよ。」
そして、ジーノさんはこう念を押す。
「貼り紙を出してから中国人はまったく来なくなりました。だけど、イタリア語がわからないって言うんだったら、どうしてこの貼り紙が読めるんでしょうね?」

ジーノさんが一悶着起こしてしまったことは確かで、エンポリ周辺地区の代表で移民問題を担当しているカルロ・テンペスティ氏は今回の一件を「無知からくる弁解の余地のない行動」とし、
「衣料品の縫製や仕上げを真似しようとしていたと言う主張は成立しない。中国人は縫製技術を持っていますからね。」と話している。
また、昨日午後には警察により貼り紙がはがされ、現在は何らかの罰則の対象とされるかどうか検討中である。
(2010年1月18日 La Repubblica)

 

 

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6 Responses to 中国人の入店お断り、人種差別いよいよ加熱か!?

  1. タカラク 2011年2月3日 at 11:05 AM #

    東京在住の台湾人です。日本にもこういう人種差別はあります。
    先日、練馬区豊島園にある某肉問屋の焼肉店で差別を受けました。
    予約をして、席が空き次第電話連絡をするとのコトだったので、待っていたところ、2時間近く待機させられました。
    店に文句を言いに行ったところ、リストを見たら自分よりも後の19組の家族が既に入店してました。
    文句言いましたが、「言葉が分からない」「意味が分からない」などと侮辱され、警察も呼ばれました。
    本当に悔しい思いをしました。愛日で一生懸命、生きているのにこんな態度をされ、本当にショックです。

  2. ぽんちゃん 2011年2月14日 at 12:26 PM #

    バカな日本人もたくさんいます。そんなとこにはもう近づかないで。忘れてね。

  3. タカラク 2011年2月17日 at 7:09 PM #

    ありがとうございます。
    日本人の方が全て差別をしているとは考えていないので、これからも頑張って暮らしていきます。

  4. フェア 2011年9月13日 at 8:02 PM #

    日本人だけじゃなく世界中どこでもそうだと思いますよ?
    大事なのは個人を見ることです。
    国ではありません。

  5. もやし 2011年10月18日 at 3:05 PM #

    もしや、その焼き肉店の店主は在日朝鮮人なのではないでしょうか。日本の焼き肉店の多くは在日や帰化朝鮮人による経営です。コリアンの差別意識はアメリカでも問題になっています。

  6. おさかなくわえた名無しさん 2011年11月23日 at 1:06 PM #

    >もやしさん
    その可能性は大いにありますね。
    彼ら在日朝鮮人は、「悪いことする時は日本人だと言え」と親から教わるらしいですから騙されてはいけません。

    もう呆れ果てて開いた口がふさがらないですよね・・

    イタリアで中国人が差別されたと騒いでいるようですが、真相は単なる”区別”であり、差別だという彼らの主張こそ逆差別による妄言であり、「弱者の暴力」に他なりません。

    世の中、悪い奴ほど「差別」だの「人権」だの声高に喚き散らすものなのです。

    そういう輩を日本では古来より”盗人(ぬすっと)猛々しい”と云い、悪人を表すもっとも有名な格言なのです。

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