ニューハーフと密会、知事恐喝事件:ズボンは履くなと警官が…

ローマのあるラッツィオ州。そこの州知事を警察官が恐喝したと言う事件がありまして。
ざっと説明すると、トランスジェンダー(性転換者:日本だといわゆるニューハーフですか)と火遊びをしていた州知事(元ニュース系番組の司会者なんで、それなりに知名度高いです)が警察官4人から恐喝を受け、結局、知事職を辞任した…と言う話なのですが。
当初は警察官が逮捕されて終わりかと思えた同事件ですが、その後、じわりじわりと拡大してゆき、今やイタリアの各トークTV番組では連夜、ディスカッションが繰り広げられてるほどです。
また、その『火遊び』の録画ビデオをベルルスコーニ首相が入手していて、事件が公になる前に知事本人に教えてあげて感謝されてたとか…。
実は、他にも恐喝されてる閣僚がいるとか…。
とにかく、あれよあれよと言う間に大事件になってしまったんです。
 

 

ローマ 『マラッツォ元知事:警官がズボンは履くなと…』

「何度も繰返しますが、ナタリエのアパートの部屋に入って来たのは2人だけで、その2人から非常に乱暴な取扱いを受けたんです。2人が入って来た時、私はズボンをはきかけていたんですが、それをさえぎられ、部屋の隅へと追いやられました。」
これは元ラッツィオ州知事のピエロ・マラッツォ氏(写真左)が今週11月2日に、ジャンカルロ・カパルド検事補佐およびロドルフォ・サベッリ検事代理に供述した受難劇の一部である。

『精神的におとしめられて』 − 一方、恐喝容疑を受けている警察官らは、同アパートの部屋には今年9月に死亡したドラッグの売人ジャングアリーノ・カファッソもいたとし、マラッツォ氏の供述とは相反している。
「あんな格好をさせられて、私は精神的におとしめられて、屈辱的でした。その後も警官らが何度か私の側に来た際には、ほとんど脅さんばかりでした。拳銃を持っていることを分からせようとしたりね。
この間、私はずっと寝室にいるよう強要されましたが、たった一度だけドアの所まで行った時に、ナタリエの他には2人しかいないと言うことがはっきり分かったんです。
まるで誘拐でもされたような気分でした。ナタリエの方は、しばらくの間、ベランダに追いやられていたようでした。彼女が寝室の前を通ってベランダの方へと押しやられるのを見て、そう思ったんです。それから少しの間、私がいる所からは彼女の姿は見えませんでした。」

『ナタリエの支払いは千ユーロだけ』− 恐喝被害を受けたとされているマラッツォ氏は検事らに金の行方についても説明している。
『トランスジェンダーであるナタリエさん(写真右)への報酬』は5千ユーロ(約67万円)ではなく、千ユーロ(約13万円)だったと。
「正確に言うと、アパートの部屋に行った時、私が財布に持っていたのは3千ユーロ(約40万円)だけでした。以前、ナイトテーブルの上に置いたと言ったのは3千ユーロではなく、千ユーロです。残りの2千ユーロ(約26万円)はそのまま私の財布の中でした。彼女にそれ以上渡す必要はありませんでしたから。
以前にも言いましたが、その後、その2人の警察官に財布の中の2千ユーロを取られたんです。
以前、被害額に関してお答えした時は勘違いをしていました。前日に自分の銀行口座から5千ユーロ引き出していたものですから。その後、個人的な家庭の支払いをいくつかして、それの合計が2千ユーロでした。」

コカイン − 11月2日に行われたの同供述によれば、マラッツォ氏はドラッグの使用も明らかにしており、検事からの質問に対し、常用はしておらず、トランスジェンダーと過ごす時だけと答えた。
「この手の人間と会っている時だけ、ほんの時たまコカインを吸引したことがあります。」
ナタリエさんについて、マラッツォ氏は面識があることを認めており、
「しばらく前から、何度か会ったことがあります。ただ、今年の1月から2、3回程度ですが。どのぐらいの知合いかと言うことは、正確にはなんと申せばいいのか…。」
また、マラッツォ氏はこのタイプの人間と他にも会ったことを認めており、
「ブレンダとか言う人とも会いました。新聞に名前が載っていたので、思い出したのだと思います。ブレンダと会った時は、別のトランスジェンダーもいたのですが、名前は思い出せません。ブレンダとは2回しか会っていないと思うのですが。」

恐喝 −「ブレンダからもナタリエからも強請られたことは一度もないし、写真やビデオを撮られたこともありません。」
警察官4名から恐喝を受けたとされる件について、マラッツォ氏は検事らに対し次のように強調した。
「ブレンダと会っていた時にビデオや写真を撮られたことは知りませんでした。ただ、やり慣れないコカインを吸引していたため、それに気がつくような状態ではありませんでした。」
また、マラッツォ氏は7月3日にナタリエさんの部屋を訪問して以来、「コカインは見てもいない」と供述している。また、マラッツォ氏の供述調書によれば、
「あの2人の警察官が部屋に押し入って来た時、吸引するために置かれたコカインを見ましたが、誰が置いたのかは見ませんでした。」と。
また、マラッツォ氏はナタリエさんに小切手を「とりあえず報酬として渡し、後で現金と引き換えに返してもらうよう」渡したことがあるかどうかは覚えていないとし、最後に、
「覚えているのは、州知事専用電話に連絡が入ってきたことです。電話で秘書に名乗っていたので、あの7月3日に部屋に押し入って来た警察官2人のうちの1人だと思いました。電話は秘書が受けたのですが、7月3日から数日後でした。」と話している。

公判延期 − マラッツォ元州知事の供述著書は本日、控訴裁判所へと提出された。このためすぐに、現在、拘置されている警察官4名を担当している弁護人の控訴審問のため、公判は延期されることとなった。
マラッツォ氏の供述調書は今朝、検察よりが提出されたため、被告人弁護団からの請求は控訴裁判所のフランチェスコ・タウリザーノ議長により受理され、11月9日への延期が決定された。
(2009年11月4日 Corriere della Sera)

 

 

ちなみに、マラッツォ元知事と同様に別の政治家が恐喝されていると言う話…
実際に疑われて、新聞インタビューで「絶対に違う!」と訴えていたのが、マウリッツィオ・ガスパッリ元通信大臣(写真右)であります。
実は私も、一番に思い浮かんだのがこの人でして…。
以前から、密かに『イタリアのせんだみつお』と呼び、私の中では好感度がかなり低かったもんですから(もし万が一、ファンの方がいたら、ごめんなさい)。

そして、もっと余談なんですが、この事件のせいやら、また超人気リアリティー番組にトランスジェンダーが出演しているせいやらで、イタリアでは現在、この『トランス』と言う単語を頻繁に耳にします。
そのせいなのか、先日の『はるな愛、ミスインターナショナルクイーン2009で優勝』のニュースはイタリア各紙に載ってました。

 

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