熟年離婚がイタリアで増加

さて、日本では数年前に渡哲也主演でドラマが作られるほど話題になっていた熟年離婚なんですが、イタリアでも他人事ではありません。
私の周囲では…う〜ん、まだ30〜40代の離婚話の方が一般的かな。

 

 

ローマ 『ロマンスグレー離婚、60才以上の離婚が増加』

人生を変えようとする力は、なにも若さゆえのものではない。髪に白いものが増える年齢に至って、共に歩む人生にピリオドを打とうとする夫婦が増えている。心理カウンセラーの言葉を借りるならば、その名も『ロマンスグレー離婚』。
近年、別れを切り出す男性100名中8名が60才以上であり、ここ7年間で見れば2%以上の増加を示しているのだ。

Istat(国立統計研究所)による最新の調査によれば2007年に別居した夫婦は全体で81,359組であり、そのうち8.3%の6,753組で男性が60才以上であった。なお、2000年における同数字は5.9%。
女性の方はと言えば、これより数字は幾分低くいものの、同7年間で3.5%から5.3%(4,335組)へと同様の増加を示している。また、これらの数字には法的に認められたもの以外の事実上の別居をも含まねばならない。
このような現象について専門家らは様々な理由をあげている。例えば、60才と言えば男性にとっては平均的な余命は20年、女性にとってはそれ以上で、まだまだ新たな人間関係を構築しえる熟年期である。また医薬業界にとっても、性的欲求の増進や抗うつ薬などの市場のために重要な役割を担っている。

加えて社会的な要因もあげられる。離婚に対する抑制が自他共に低くなっており、子供や親戚らから非難されることも以前ほど乗り越えがたい障害ではないと言うことだ。
ローマ大学で老化科学を教えるヴィンチェンツォ・マリギアーノ教授は、
「新世紀にどうやって立ち向かってゆくかを説く者は皆無だが、それを習得した者もなかにはいる。」と言い、
別れる気力を見いだすことは、「両者のうちの一方による新たな生活現象に対する適応」とすれば説明がつく。

60〜65才の男性は自分のことをまだ『若者』だと感じ、『将来設計や、以前は生じなかった性的な欲求など』の衝動をおぼえ、現在になって気持ちを鼓舞し40代になし得なかったことをやろうとするのだ。またマリギアーノ教授によれば老人病学で説明がつくケースもあると言う。

60才以上では『脳の活動を原因とする』理解力の初期トラブルが見られるようになり、明らかに正常でない行動を取るようならば認知症などの初期症状とも思われる。つまり、本人の性格が変わってしまうため病気であることをはき違え、『治療する代わりに離婚してしまう』のである。
しかしながら、熟年離婚は高齢者をより脆弱にする現象であり、支援が必要とされるようになるのだ。マリギアーノ教授は、こう促している。
「65才以上で核家族の場合、その35%は一人暮らしなのです。」
(2009年9月13日 Il Messaggero)

 

 

イタリアで現在、高齢者の離婚問題で最も注目されているのは、やはりベルルスコーニ伊首相のところでしょう。
ふつう、有名人が離婚すると一般でも流行っちゃったりするもんですけど、ここのご夫婦の場合は例として極端すぎて追随しづらそうですよね。
まぁ、ベルルスコーニ首相も18才の女の子と将来設計まではしてないだろうけど…。

 

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