イタリアでのG8サミットも無事終わり、ベルルスコーニ伊首相も(オバマ大統領のおかげで)そこそこ株を上げたかと思ったのも束の間……AFPニュースに『ベルルスコーニ伊首相と売春婦との会話テープか、伊有力誌が公開』などとあったように、例の買春パーティー疑惑の再燃であります。
早速、ベルルスコーニ首相の支持率が、初めて50%を切ったようですよ。
ちなみに、主な登場人物の説明は下記から、どうぞ。
パトリツィア・ダッダリオ(42才):首相と性的関係を持ったとされる。ローマの首相邸でのパーティーを録音。新聞に暴露インタビューを出した。
バルバラ・モンテレアーレ(23才):首相邸パーティーに出席したことがある。パトリツィア・ダッダリオの元友人。ベルルスコーニ首相擁護派。
ジャンパオロ・タランティーニ:ベルルスコーニ首相に女性を斡旋していたとされる青年実業家。
イタリア 『ベルルスコーニとパトリツィアの全盗聴会話』
ローマのグラツィオーリ首相邸に入るパトリツィア・ダッダリオ。付き添いの男性にベルルスコーニ首相にどのように接すればいいのかを訊ねている。
男性 :そばに私がついてるから。
パトリツィア:だけど、これからディナーなの?それで、いつもは…つまり何時に…。
男性 :わからないな…その…首相はちょっと陽気なタイプで…歌ったり…笑い話を言ったり…。
パトリツィア:私達も歌えばいいの?
男性 :それは、ちょっと…いや…大丈夫か。
【ここをクリックすると上記の盗聴会話(イタリア語)が聞けます】
ベルルスコーニ首相の登場。会話と笑い声が続き、パーティーが始まる。
男性の声 :クラリッサ…。
首相 :やぁ、楽しんでるかい?
女性の声 :とっても。
首相 :やぁ。
パトリツィア :アレッシアと言います。
首相 :これは、これは、お綺麗で…素晴らしい。
パトリツィア :どうも。
女性の声 :黒づくめですね!
首相 :アァ〜ア。
男性の声 :黒づくめだ!
複数の女性の声:黒づくめ!
首相 :私は特にね…[音声不明瞭]…うちの劇団のために衣装を22着注文したんだが、その衣装にね…[音声不明瞭]。
男性の声 :なにか忘れ物かい?
首相 :え〜と、君、どこの生まれなの?
パトリツィア :ミラノですけど、今はバーリに住んでいます。
首相 :仕事は?
パトリツィア :今は不動産取引に携わっているんですけど……調子はあまり良くないですね。女一人のせいか厳しくて。
【ここをクリックすると上記の盗聴会話(イタリア語)が聞けます】
2週間後の11月4日。オバマ氏の大統領選が行われており、ベルルスコーニ首相とパトリツィアは『プーチンの特大ベッド』にいる。
首相 :これね(多分、本か?)私がデザインしたんだよ。
パトリツィア:とてもお上手ですね。
首相 :前回、君にあげてたかい?
パトリツィア:ええ。
首相 :前回も来てたんだっけ?
パトリツィア:ええ。
首相 :だけど、君…じゃ、これは?あげるよ。
パトリツィア:いいえ、これは、だめですよ。
首相 :こっちの方がきれいだろう。
パトリツィア:ええ、とっても。
首相 :君にあげるよ。誰かにプレゼントすればいい。
パトリツィア:だめですよ。
首相 :いいから。無駄になるだろう。
パトリツィア:これもデザインされたんですか?
首相 :アイデアは私のだけど、デザインはしていないよ。ほら、ご覧よ…どうやって作ったのかな。これが作ってくれた友人だよ。全部、作ってくれたんだ。私もシャワーを浴びてこようかな…君が先に済ませるなら、あの大きいベッドで待っててくれるかい?
パトリツィア:どのベッド…あのプーチンのかしら?
首相 :プーチンのだよ。
パトリツィア:あら、すてき。天蓋付きね。
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11月5日。パトリツィアはジャンパオロ・タランティーニに首相と過ごした夜について話している。
パトリツィア:もしもし、おはよう。
ジャンパオロ:おはよう。
パトリツィア:どう?
ジャンパオロ:元気だよ。
パトリツィア:一睡もしていないのよ。
ジャンパオロ:はぁ、そうだろうね。どうだった?
パトリツィア:大丈夫よ。だけど、(報酬の)封筒なんてもらわなかったわよ。
ジャンパオロ:本当に?
パトリツィア:誓って、本当よ。どう言うこと?封筒をもらえるって言ってたじゃない。なんかプレゼントはくれたけど。なにかしら…亀のアクセサリーかな。
ジャンパオロ:う〜ん。
パトリツィア:それで、約束はしてくれたわ。
ジャンパオロ:なんの?
パトリツィア:あの…いいか、言っちゃても。どうせ、あなたはお目付役なんだし。建設現場に誰か人を寄越してくれるって。彼が言うんだから信じて良いのよね?
ジャンパオロ:ああ。彼が言うんだからね。彼に電話番号は教えたのかい?
パトリツィア:ええ。電話番号を教えたら、今朝になって私の名字も知りたいって。建設現場に人を寄越して、手を貸してくれるって言ってたわ。
ジャンパオロ:へぇ〜。
パトリツィア:それから、また会いたいって言われたわ。今度は女友達も連れて来て…その、二人とね。
ジャンパオロ:あのさ、あれ?君、何時に戻って来たの?
パトリツィア:今よ。今で、こうやって電話してるの。
ジャンパオロ:今、どこにいるの?もうホテルなの?
パトリツィア:ええ、今ね。
ジャンパオロ:一緒にコーヒーでも飲もうよ。
パトリツィア:ええ。あなたがそうしたいなら、私達はホテルにいるから。大体、何時にチェックアウトして良いのかも分からないし。
ジャンパオロ:おい、昨日、携帯にメール送っといたんだけど。
パトリツィア:あら、チェックアウトの時間を?バルバラに言われたもんだからね。戻って来た途端に、“封筒もらった?5千ユーロ(約6万6千円)の”って。何ももらわなかったわよって教えてたのよ。
ジャンパオロ:ひとつ言っておきたいことがあるんだけど。俺のこと、(首相は)なにか言ってたかい?
パトリツィア:あぁ〜。私達が、いつから知合いなのかってだけ聞かれたから、すごい昔からって答えておいたけど。よかった?
ジャンパオロ:ああ、いいよ、それで。
パトリツィア:私達はずいぶん前からの知合いで、バルバラは私の友達だって言って、彼にはある女友達がいるんだけど、その人に私のことを舐めさせたいって言ってたわ。
ジャンパオロ:ハッハッハッ。
パトリツィア:本当の本当よ。そうやって言ったんだから。愛情たっぷりで、私たち一晩中、一睡もしなかったのよ。
ジャンパオロ:とにかく、彼もすごいね。
パトリツィア:それから彼の方からね、建設現場のことを聞いてきたのよ。私も、一人で話を進めようとしてるんだけど、南部で若い女一人じゃ容易なことじゃないって、もともと大仕事なんだしって言ったのね。そしたら、じゃ、自分が誰か人を手配してあげようって言ってくれて。本当にそうしてくれると良いんだけどねぇ。
【ここをクリックすると上記の盗聴会話(イタリア語)が聞けます】
その後すぐ、ベルルスコーニ首相からパトリツィア・ダッダリオに電話が入る。あの晩について語り合い、首相はモスクワへと発つ。
パトリツィア:もしもし?
首相 :元気かい、今朝は?
パトリツィア:元気かい…なに?
首相 :今朝は?
パトリツィア:元気よ。
首相 :すべて順調かい?
パトリツィア:ええ、あなたは?
首相 :わたしは元気だよ。よく働いたよ。今朝は展覧会の開会式へ行って、なかなか良いスピーチをして来たよ。拍手喝采でね。全然、疲れてる感じじゃなかったよ。
パトリツィア:あら、私と一緒。全然、眠くならなくて、寝ていないんですよ。ただ、声だけ出なくなちゃって。
首相 :おや、どうしたんだい?叫んだりしなかったのに。
パトリツィア:叫んだりしなかたのにね。どうして声が出なくなったかって言うとね、シャワーを浴びたからなのよ。10回も、冷たい水でね。だって、熱かったから。
首相 :ああ、そうかい。大丈夫かい?
パトリツィア:ええ、大丈夫よ。
首相 :明日、戻ったら電話するからね。
パトリツィア:わかったわ。じゃ、心からのキスを、あなたに送るわ。
首相 :じゃあ。
パトリツィア:じゃあ。
首相 :じゃあね、大切な人。
パトリツィア:じゃあね、キスを送るわ。
【ここをクリックすると上記の盗聴会話(イタリア語)が聞けます】
会話の中に出てくる『プーチンの特大ベッド』と言うのは、本当にロシアのプーチン元大統領が宿泊した際に寝たベッドだそうでして。
ベルルスコーニ首相はこの後すぐにモスクワへ行ったようですが、プーチン元大統領に会った時にはベッドのことを思い出してニヤニヤしたりしたんでしょうかね。
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