公務員が47才で年金受給…非難ごうごう

イタリアでは年金制度が国の財源を圧迫しているのが現状で、現在、女性は60才から年金をもらえることになっているのですが、将来的にはそれを男性と同じ65才に引上げようと言う案も検討されております。
それなのに、それなのに…ふざけた話はどこの国にもあるもので…。
 

 

パレルモ 『若年年金受給者、47才事務局長がリタイヤ』

47才で年金生活へ。シチリア州で誰もがうらやむその地位を、働き盛りの真っただ中に捨てるのだ。
シチリアの行政機関で事務局長を務めるピエール・カルメロ・ルッソさんは、まもなく退職の予定なのだが、その件に関しあいまいに否定している。
年収は17万ユーロ(約2,230万円)で、賞与を含めると19万4千ユーロ(2,540万円)。年金としては給与の75%を受け取ることになる。若年での年金受給と言うのはシチリアのみ、それも地方公務員にのみ適用の法律によるものだ。

健康状態の優れない高齢の親を抱えているだけで良い。そんな親がいない者は、見つくろえば良いのだ。例えば、90代の病気の女性の養女に入り、わずか20年間勤務しただけで年金受給者となった女性職員もいる。とにかく、法律では可能なのだ。
シチリア島内の行政機関では前知事の決定により、「特に重度」の病気を患う両親、配偶者、子供を持つ職員は誰であれ、定年(男性は勤続25年、子供のいる女性は勤続20年)前の退職が認可されている。
また、シチリア州のその他すべての公共団体において、職員に同様の特権は与えられていないが、最大限に余分の休暇を得ることができると言うのだから…。

現在、事務局長を務めるピエール・カルメロ・ルッソさんが、この特権を利用して退職しようとしている。ルッソ事務局長は今年2月に、ロンバルド現知事からの辞令でその地位に就いており、その際には前知事の忠実な部下であった前任者が別部署に移動させられている。
しかし今や、そのロンバルド知事自身がルッソ事務局長の早すぎる退職についての憤懣をもらしているのだ。ルッソ事務局張本人はこの早期退職の噂を否定しており、
「2月の辞令は事前にわかっていたことではありません。家庭の事情のために退職希望を出したのは事実ですが、ここ最近になって出したわけではありません。」とし、
「ボローニャ前市長コッフェラティ氏はご子息の看護のために引退したのに、どうして私が親のために同じことをすると問題にされるのでしょうか?」と話している。

実際のところ、州内の多くの者は今回の早期退職が非難されることになるとは思ってもいなかった。ここ6年間にシチリア行政機関では、近親者の看護を理由に約1,000名の職員に若年での年金受給を認可しているのだ。
2003年12月に、シチリア行政機関における年金システムをイタリア国内の全公共団体の規定と同じくすることが州議会で承認された。しかしその際、いかなる例外も、シチリア独自の特性も持たないとしながらも、2000年に可決した行政制度改革に含まれていた特権をそのまま規定に組み入れたのである。

近年、ますます厳しくなる監査に対し、シチリア州がこの若年年金受給システムで年金をくすね続けてゆくのは無理な話だ。
数年前まで地方公務員として務めていたアルフレード・リオッタさんは、次のように話している。
「今となっては唯一の逃げ道でしょうね。多くの職員がこのシステムを利用しようしていましたよ。特に女性職員がね。」
これらの女性職員の中には、先に記した90才の病気の女性の養女となって早期退職した職員も含まれており、シチリア州内の弁護士らは、
「養子であれ実子であれ、子供は子供ですからね。」と、もっともらしく話しているのだ。(2009年6月30日 La Repubblica)


 

イタリアの公務員は半日程度の早退、遅刻なら届け出なんか出さず、その結果、たっぷり余った有給休暇を年末に換金してもらう…なんて話を、つい最近、イタリア人の知人から聞いたばかりだったんですが。

 

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