首脳サミットを震災地で…波紋…

もう日本の新聞でも報じられてますが、7月のG8首脳サミットをあの地震が起きたばかりのラクイラ市で開催しようと言う動きが、ほぼ固まりつつあります。
賛同する流れが多い中、当初の開催予定地だったサルデーニャのマッダレーナ市長は、やっぱり黙っちゃいられません。
 

 

ローマ 『G8をラクイラで、マッダレーナ市長“修学旅行じゃないんだから”』

「G8首脳サミットは修学旅行じゃないんですから。当市では2年も前から開催準備を続けているんですよ。」とコメントしているのはマッダレーナ市長のアンジェロ・コミティ氏。
G8首脳サミットの開催地がマッダレーナ市からラクイラ市に変更になったと聞いた直後の発言である。
また、同市長はG8首脳サミットはこのままマッダレーナ市で開催して、秋の環境サミットの方をラクイラ市でやれば良いのではと提案しながら、
「サルデーニャ州知事に就任したばかりのウーゴ・カペラッチ氏が、今回の件にどう立ち向かってくれるのか期待しています。すでに決定した事についての政治的な自治権と言うのは重要視されるべきですからね。」と言い添えてもいる。

《議論の余地のある選択》
マッダレーナ同市長は開催地の変更について、次のように主張している。
「大いに議論の余地のある選択です。マッダレーナ市でのサミット開催は、なにもクジを引いて決めたわけじゃない。このサミット開催は、イタリアの二大内閣からの同市に対する補償プロジェクトの一環だったんです。同市では国防のために多大なる税金を費やしてきたのですから。35年間もアメリカの潜水艦基地が置かれていたんです。政治的な問題ですよ。イタリアにおいて、支援問題や各所における特権均等に関して、ある朝、首相が起きて、はい、こんな風に変えますよってわけにはいきませんよ。学校の友達20人を呼んでの誕生日パーテイーじゃないんだから。もう各国大使館にも連絡してあるし、公用国旗だって、ぼちぼち届いているんです。もう、事は進んでいるです。」

外務大臣:サルデーニャには大事業による施設が残る 
フランコ・フラッティーニ外務大臣は、このサミット開催地変更については、「重要な経費の節約問題」であり、また、「効率的で早急な復興のひな形を世界に示すため」としている。そして、サルデーニャには大事業による施設が「残るでしょう」としながら、
「すでにサルデーニャにはインフラ施設があります。公私ともに別の機会で大いに活用されるでしょうし、別のサミット開催も可能でしょう。」と。
しかしながら、その施設と言うのは?と訊ねると、
「サルデーニャ市民にとって有用な施設ですよ。市民のために利用されるのは明らかでしょう。G8首脳サミットのためだけの物ではありません。」との答えが返って来た。

運輸大臣:サミットに関してはすべて承認済み
「ベルルスコーニ首相の提案は閣議全体が納得していたが、私は“そんな提案はないだろう”と考えた側の一人ですから。」と話すアルテーロ・マッテオーリ運輸大臣は、
「反対勢力側から著しく注目されているのを感じますね。それから、この開催地変更を評価していると言うCgil(イタリア労働総同盟)のエピファーニ事務局長からもね。」と言い添えながら、
「マッダレーナ市では9月の環境サミットが開催され、オバマ大統領も出席すると言うのだから、反古にされたわけではない。ベルルスコーニ首相はG8の各首脳陣への打診を先延ばしにしているが、すでに回答を寄せてきた首脳らはベルルスコーニ首相の決定に委ねる意向のようだね。」と言葉を締めくくった。(2009年4月24日 Il Messaggero)

 

 

実は、この記事を翻訳している最中に、オリジナル記事の方に最新記事が上書きされてしまい、記事末尾のリンクは最新記事の方になっていますので、ご了承ください。
ちなみに、その最新記事によれば、米国、英国、ドイツに続いて日本もこの開催地変更にOKの返事を出したようですね。
そう言えば、確かこのサミットにはリビアのカダフィ大佐も招待されていて、自前のテントを持って来るとか来ないとかの話があったはずですが。
被災者の方々のテントと並んだりとか…すみません、つい不謹慎な妄想が。
 

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