中国人の奇妙なホテル

イタリア紙で取扱われる中国関連の記事と言えば、去年のミルク汚染問題から、つい最近では大量の死刑執行問題と好ましいニュースは少ないのですが、それでも “ たくましさ ” と言う点ではスゴい国民だと思います。

 

ミラノ 『地下には赤ん坊も!“中華ホテル”はこうしては経営されていた』

地下にある不法経営ホテル。星の数はたいしたことないが、60名まで宿泊可能。料金は手頃で、2名宿泊ならば1ヶ月100ユーロ(約1万3千円)、家族の場合は200ユーロ(約2万6千円)となっている。
ホテル所在地はミラノのMac Mahon通りで、警察機動隊によって発見された。

77番地に位置するマンション1階の地下には倉庫らしきスペースが隠されていて、そこに中国人28名が生活しているのが発見された。
28名のうち不法滞在者が12名、未成年者4名の中には生後数ヶ月の乳児も含まれ、子供達はダブルベッド用のマットレスの上での生活を強いられていた。
各室はベニヤ板で仕切られ、空調用の窓もなく、トイレ/浴室は1ヶ所だけ。建物の正面玄関以外は、別の通りに通じているマンホールが唯一の非常用出入口であった。

警察へ捜査を依頼したのは、多数の中国人が出入りするのを不審に思ったマンション住人達。建物内は150平米で、警察は突入してすぐに地下ホテルに通じるらせん階段を発見、中国人らは非常口のマンホールから逃亡を試みたが、警察はマンホール上にパトカーを駐車してふさいでいた。

マンション所有者はいまだ確認されておらず、現在は宿泊していた中国人らの身元確認が行われている。

Mac Mahon通り77番地の住人らは平穏な生活を取り戻したわけである。もう不審な物音も聞こえないし、地下から立ち上ってくる揚げ物の臭いもなくなるのだ。
警察の捜査は昨夜から今朝8時まで続き、マンション住人にとって『受け入れがたい』状況が終わりを迎えたのだ。

マンションの地下では、多い時には60人もの中国人らが寝起きしていたのだが、今は建物の玄関ドアに警察により全域没収との貼り紙がされている。
同マンション5階に住むテルツィーナさんは、次のように話している。
「昔は地下に工房があったんです。それが、そのうち寝泊まりする場所に変わって。出入りする人間が多い時には、見ていてわかりますよね。」

「今朝は4時に起きてしまいましたよ。消防隊員がマンションの入口ドアをぶち破ってましたからね。」と話す別の住人は、以前、中国人らがマットレス30枚ほどを運び込むのを見たと言う。
物音に料理の臭い、赤ん坊の泣き声…地下で何か奇妙なことが起きていると言う疑いは、もう何ヶ月も前から漂っていた。

「鍵を使わないで出入りしていましたよ。誰かにドアを開けられないように、いつも注意してましたね。」と話す住人もいる。

しかしながら、マンション付近の商店主らで不審に思う者は誰一人いなかった。宿泊中国人らが非常口として使っていたマンホールの真ん前にエジプトパン屋を構えるエミモさんは、次のようにコメントしている。
「3年前からここで店を開いてますが、仕事が終わって家に帰る時、物音を聞いたことは一度もありませんよ。今朝はパンを焼いている最中に、警察が突入したのは聞こえましたけどね。」
また、付近でコンピューター・ショップを営む店主は、
「迷惑をかけられたことは一度もありませんよ。むしろ、うちの店のお客さんだった中国人もいて、関係は良好でしたね。」と話している。

この7階建てマンションの目の前にはサンガエターノ教区教会が建つのだが、今では道往く人々から好奇のまなざしを向けられている。往診に訪れたファミリー・ドクターは呼び鈴を鳴らしながら、「昨夜、何があったのかな?」と自問自答している。先の住人テルツィーナさんは、
「それほど迷惑なことはなかったんですよ。」と話しながら、こんな風につぶやいた。
「あれって違法なんでしょうかね?あの人達って、ちゃんとした人達だったのかしら。」
(2009年3月24日 記事: Il Resto del Carlino 写真:Corriere della Sera

 

 

上の写真にある建物前のマンホールが『非常用出入口』です。
そして、問題のホテルの写真の方は…ホテル…客室…と呼んで良いもんなのか…ちなみにキッチンも1ヶ所だけです。

 

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