イタリア人が抱える恐怖

以前、日本の友人に「イタリア人って、いつもほがらかで、家事なんかも歌いながらするんでしょ?」と聞かれたことがありますが…いえいえ、ここ最近では恐怖にちぢこまって生活しおります、特に都市部では。

 

 

ノヴァーラ 『イタリア人の恐怖』

派遣雇用に不安定な収入、『大いなる恐怖』がイタリア人を襲っている。
32%のイタリア人がこのように語り、18%が暮らし向きが悪化することを恐れているのだ。つまり、両者合わせて50%のイタリア人が、不確実なものはなにか?と言う調査に対し社会/財政状態をトップにあげたのだ。
今回の経済危機はこのようにアンケートにもはっきりと現れており、この他には30%のイタリア人が軽犯罪を、12%が孤独への不安を恐れていることがわかった。

砦は包囲された
これらの数字はAnci(イタリア地方自治体協会)の都市における治安関連の調査結果であり、イタリア国内の11都市(ナポリ、パレルモ、バリ、ローマ、トリノ、ボローニャ、ミラノ、ジェノヴァ、フィレンツェ、カリアリ、ヴェネツィア)の市民らを対象に、治安意識や都市における危機意識について調べられている。この調査から、イタリアのある側面が、つまり軽犯罪や不法滞在の移民など、まるで都会の恐怖に取り囲まれた砦で暮らしているようだと言う姿が浮かび上がってくるのである。
同調査結果は本日、イタリア北部ノヴァーラでの会議で、ロベルト・マローニ内務大臣に提出されることになっている。規律に対する市長らの権限を拡大させた『治安規律』が有効とされてから8ヶ月が過ぎており、Anci開催の当会議は政府と各市長らが初めて論議する場となる。
各都市を分類し、色分けした『恐怖の地図』と言うものがある。事件の発生頻度や繰返しの度合いに関する心理結果についてAnciの機関が調べ上げたもので、例えば、嫌がらせや性的暴力に対し最も恐怖を抱いているのはボローニャとローマ市民であり、移民や重大な社会問題となっている麻薬密売に対してはトリノ、ミラノ、ジェノヴァ市。また、ナポリ市民は犯罪組織を恐怖の対象にあげている。

危険意識
また、イタリアの首都であるローマの市民が最も危険を感じており、91%と有無を言わさぬ調査結果が出ている。そして第2位はパレルモ、第3位がバリ。
ローマでは市民の半数以上が、もはや生活は安全とは言えないと感じ、半数以下の市民が同様に感じているのはトリノ、ボローニャ、ミラノ、ジェノヴァと続く。一方、ヴェネツィアではアパート泥棒が最も危険を感じる対象で、生活に安全を感じないと答えたのは19%のみ。
なお、各都市すべてが麻薬の密売が危険意識の大半になっていると答えている。また、ひったくりに対する懸念が上位に位置している都市はバリ、ジェノヴァ、ナポリ、パレルモなど。

このような風潮の中で犯罪に立ち向かうために、都市の治安を高めるために、地方小都市をも含めた各都市の市長らが『治安規律』を受け入れたのだ。特にイタリア北部では66.7%の都市で公布されており、そのうち北西部の都市が40.3%、北東部が26.4%となっている。
取扱われている禁止項目はおもに、売春(16%)、アルコール供給(13.6%)、破壊行為(10%)、物乞い行為(8.4%)と続く。また特規としては、北部同盟党員でヴェローナ市長のフラヴィオ・トージ氏による「記念碑周辺でサンドイッチ等の飲食禁止」が反対意見を受け、同じく北部同盟党のノヴァラ市長マッシモ・ジョルダーノ氏による「夜間、公共の広場で3人以上でのたむろ禁止」などが話題となっている。

これらの規律に対する市民の反応は、37%が「問題点を押さえているが、あまり有効とは言えない」とし、29%が「これだけでは不十分」としている。賛同している市民は17%で、10%は「間違った内容である」と答えた。
安全性における効力の程度や強化の必要性などについては、実体験や各市長らの提案を見比べながら本日ノヴァーラで議論されることになっている。各分野におけるアンケート調査の結果から、市民が危険にどう対処してゆくかの指標が見えてくると言うことも考慮に入れられている。
喜ばしいことには治安に関して市民が安心感を抱いている区域もあり、立地の良いショッピングセンターや繁華街へ徒歩で通じる道、信号待ちの自動車内、雑踏などがあげられている。
同会議にはトリノのセルジオ・キアンパリーノ市長や、ジョノヴァへのマフィア潜入を告発したマルタ・ヴィンチェンツィ同市長、北部同盟党のロベルト・コータ氏、民主党のジョルジオ・メーロ議員らが参加する予定である。
(2009年3月23日 La Stampa)

 

 

私が住んでいるのは人口10万にも満たない中規模都市のせいか、ここまで切迫した危機意識はないのですが、それでも去年の夏ぐらいからルーマニアジプシーやアフリカ系黒人の物乞いが増え、個人的には人通りの少ない道は避けるようにはなりましたね。 

 

イタたわニュース関連記事
経済危機で中絶手術が増加
リーマン破綻でウンチの缶詰を競売に
ゴンドラ漕ぎの経済危機は離婚の後からやってくる
強姦魔には去勢刑!?与党からの2大修正案
強姦犯の60.9%がイタリア人、7.8%がルーマニア人
派遣切りで皿洗いに殺到、3Kに挑むイタリア国民
首相暴言「経済危機?たいしたことないさ!」


Pocket

No comments yet.

コメントを残す

スパム防止の為、計算に答えて下さい * Time limit is exhausted. Please reload the CAPTCHA.

Top