アル・ゴア氏、広告に検閲…Current TVの過激CMで

アメリカ元副大統領のアル・ゴア氏と言えば、環境問題に言及した映画『不都合な真実』やら、ノーベル平和賞受賞やらと何かと話題を振りまいていて、大統領選に出馬してもけっこういい線行ってたんじゃないかって感じもしますが、イタリアでは、またまた話題の人となっています。

 

ローマ 『アル・ゴア氏のショックCM禁止、ローマのバス車体広告』

1枚目の広告は3発の銃弾で打ち抜かれた聖書のイラストに、『カモッラ(ナポリ・マフィア)が教会に来たらどうなるか?』と言うコピーが添えられている。
2枚目はカラシニコフのイラストで、『アメリカ合衆国はテロリストに出資しているのか?』

本来ならば昨日より新番組『Vanguard(先導者)』の広告が、ローマ市内を走るバスの車体に見られるはずであったが、表現が過激すぎるとしてAtac(市電・市バス公社)により掲出禁止とされた。
同番組はアメリカ合衆国の元副大統領で、ノーベル平和賞受賞者のアル・ゴア氏が設立したケーブルTV局『Current tv』の新番組であり、広告の掲出禁止を決めたAtac社のマッシモ・タバッケリア社長は、
「社会的に非常に緊迫している時勢において、また、カトリック本山のあるローマのような都市において、市民の気持ちが損なわれるような不適切で重苦しいイメージだから。」と説明している。
また、同広告はミラノのCookies Adv社により制作されたもので、ミラノ市では認可されており、2月26日より掲出される予定である。
ローマ市からは即座に、この掲出禁止の決断を支持する意向が発せられ、
「不適切なイメージであり、公共交通機関に掲出されるには相応しくない。また、安全性を担うようなイメージが選ばれてはいない。」とコメントが出された。

これに対し同TV局では、驚きながらも次のように反論している。
「ローマの町の空気を乱したかった訳ではありません。ローマだけではなく世界規模での問題について、関心を集めたかっただけです。ただ、現況を考えれば、このようなリアクションも理解できますが、私共としては別の私設交通機関に広告を出す予定でいます。」

これを受けて、Atac社社長も次のように返している。
「この広告は、移動してまわるような媒体向けではありませんよ。コピーの意味を理解している間がありませんからね。例えば、聖書のイラストの下に番組の主旨として『Vanguard(先導者)、カモッラの殉教者』と書かれていますよね。それから、カラシニコフのイラストには星条旗とドル札が一緒に描かれていて、下の方に『イランでの秘密戦争』と書かれている。だけど、コピーの文字が小さすぎて、バスが行ってしまうまでに読み切れませんよ。」
(2009年2月21日 La Repubblica)

 

 

このケーブルTV局、ソーシャル・ニュース・ネットワークと説明されてましたが、若者向けに短めの番組がたくさん用意されていて、クリッピング感覚で国内外の情勢が分かるようになっているのだそうです。
そう、そして結局、ローマでもミラノに先行して、広告ビラは貼り出されるんだそうですよ。

 

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