金日成と化した伊首相…離党してゆく古株議員

日本でも自民党から渡辺喜美氏が離党して話題になっていましたが、こちらイタリアでも与党から古株議員が離党することとなりました。
この古株議員さん、実は去年、ベルルスコーニ首相お気に入りの美人閣僚に「女の武器を使って大臣になった」とケンカを売って、訴えられそうになったんで謝った人なんですよ。
そして、コメディアンをやってる娘さんの方は、その美人閣僚と法廷バトルを繰り広げているはずなんですが…。

ローマ 『パオロ・グッツァンティ議員が離党、国会は政府のソリ犬だ』

パオロ・グッツァンティ下院議員がPdl(自由の人民党)から離党し、新たにPli(イタリア自由党)に入党することとなった。
Pdl(自由の人民党)党首でもあるベルルスコーニ伊首相へは、グッツァンティ氏本人が公開状で移籍の通達をしており、公開状と言う形式を選んだ理由は、「首相へ宛てた通達の数々がはねつけられ、面談を何度か要請したが断られた」ためとしている。
グッツァンティ氏は離党の理由を2つ挙げている。1つはベルルスコーニ首相がプーチン元大統領を「熱狂的かつ個人的かつ友情を込めて支持している」ことであり、これは「グルジアへの犯罪的な侵略行為、つまり、1939年9月1日にヒットラーがポーランドを侵略して以来、ヨーロッパの一国が同じヨーロッパの他国へ行った初の侵略行為」に対しての支持であるとしながら、
「同件については、すでに昨年10月8日に厳しく批判しているが、そのお友達が教科書にスターリン崇拝を再導入したから。」と、再度、強調している。
もう1つの理由には、「断末魔にあえぐイタリア議会制民主主義」を挙げ、
「今や国会は政府のソリ犬に身をやつし、信任投票と言うムチで打たれながら走っている。このようにして承認された法令は、本来ならば国民の代弁者らによって広く、自主的に、掘り下げた議論や修正がなされるべきものなのである。しかし、(国会は)政府の点検役をするどころか、点検される方にまわって政府の命令に従っている。つまり、議会制民主主義を屍へと、いやゾンビへとおとしめているのだ。」と訴えている。
また、グッツァンティ氏は離党するPdl(自由の人民党)についても、次のように話している。
「ますます独裁的でピラミッド状の組織になってきた。本来、会議とは賛成であれ反対であれ意見を聞き、採決を行うものだが、それを執り行う能力さえないのだ。党のイベントなんだか金日成の誕生日パーティーなんだか、区別もつかないような乱痴気騒ぎもあった。自分が国会に引っ張って来た取巻き達に持ち上げられた絶対君主がいる党内に、民主主義の可能性など存在しない。」
そしてグッツァンティ氏は、次のように締めくくっている。
「外交政策や、国内民主主義の虚脱状態、その不在のために、私は離党と言う苦渋の決断を迫られたのです。(今回の政権を)二大政党制へと進展させえたと言う歴史に残る事実を確証しながら…。」
「自由改革。真実が昏睡しているならば、真実は死に瀕しているわけでもある。」と、声高に叫ばれたことは、そう多くはない。
(2009年2月2日 Il Messaggero)

 

 

実は、グッツァンティ議員の息子さんの方もコメディアンでして、兄妹そろってベルルスコーニ首相をネタにしておちょくっていましたから、遅かれ早かれ、父親も爆発するだろうと思ってました。

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