1軒120円の家が千軒、BBCがリアリティー番組を制作

ヴィットリオ・ズガルビ(56才)と言えば政治家、美術評論家で、TVにはバラエティーから討論番組と幅広く出演している有名人です。
そして、この人が出れば派手なケンカが期待できると言う……いわゆるイタリアのハマコーってところでしょうか。ただし、もっとインテリ風の。
そしてズガルビ氏、なかなかのアイデアマンでして、廃屋1軒を1ユーロ(約120円)で売ると言う一大企画を出していたのですが、思わぬ展開になってきました。

サレーミ 『ズガルビ氏の旧市街の再評価企画、BBCが番組を制作』

ズガルビ氏がリアリティー番組に出ないならば、リアリティー番組の方がズガルビ氏のもとへと赴こう。
元ミラノ文化評議会議員であり、現在はシチリア島北西部サレーミ市長を務めるヴィットリオ・ズガルビ氏は、人気リアリティー番組からの数多の誘いに乗るかに見えていたのだが。
“Isola di Famosi(有名人の島)”に出演して海パン姿をさらすにしても、“Fattorie(農場)”で野良仕事をするにしても、ズガルビ氏が提示していた出演料は2百万ユーロ(約2億4千万円)。
そして今やイギリスのBBCが、ズガルビ氏がサレーミ市長として打ち出していた企画を使ってリアリティー番組を作ろうと乗り出している。
その企画と言うのは、『家1軒1ユーロ(約120円)で売ります』。
ズガルビ氏によれば、
「歴史的市街地を再評価しようと言う企画で、これに参加するイギリス人カップルの様子を追いかけるため、BBCから撮影クルーが来ることになっています。」とのこと。
なお、同企画は「1.000軒の改築」として知られているものであり、ズガルビ氏は、
「1968年に起きた地震で崩れた廃屋を、1軒1ユーロで売却しています。購入者には土地柄に合わせて家を改築することが義務づけられます。」としながら、
「番組の制作会社はもう下見に来ましたよ。3月には撮影が始まるでしょう。」と言い添えた。
また、この『家1軒1ユーロ(約120円)で売ります』企画自体は、
「1,000軒に対し5,500人から希望が寄せられています。スタッフらが希望者それぞれの信頼度をもとに、検討している最中です。」と最終段階に入っている。
番組はこの企画をひな型とし、夢の家を創り上げる決心をした者、屋根の修復から家具選びまでの改築の様子を、一歩一歩追いかけて行くと言うもので、ズガルビ氏は、
「番組の運びは私がコーディネイトしました。そのお陰で、サレーミの町がリアリティー番組の舞台となるのです。」と語る。
イタリアで放映されているリアリティー番組は、有名志向の出演者らによるケンカがメインであり、それらとは趣きが異なっている。この点に関しズガルビ氏は、次のように説明している。
「“Isola di Famosi(有名人の島)”から出演依頼が来た時、私は2百万ユーロ(約2億4千万円)の出演料を要求しました。私が本気で出演するつもりだと解釈した者もいたようですが、この金額は抽象的なものであり、私がTVに出れば視聴率は上がるのですから、下げるつもりはありません。ただし、私が興味を持ち、そして私向きの内容であれば、金額について考え直しますよ。」
ちなみに、“Isola di Famosi(有名人の島)”の方には、ズガルビ氏の元恋人でTV司会者のエレノア・カザレーニョが出演することとなっている。
(2009年1月24日 Corriere della Sera)

 

 

以前、バラエティー番組のコメンテーターとして出演していたズガルビ氏が、番組中にノートパソコンをたたき壊して司会者から退場させられたことがあるのですが、さすがにムッソリーニの孫でソフィア・ローレンの姪にあたるアッレサンドラ・ムッソリーニに向かって「ファシスト!」と連呼した時は、本当にすごかったです。

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