首相暴言「経済危機?たいしたことないさ!」

オバマ氏が大統領就任式で「長く困難な道を共に進もう」とスピーチしていたまさに同じ日に、「危機なんて、たいしたことないさ〜」と、とぼけたことをのたまった首相もいたわけです。

ミラノ 『ベルルスコーニ首相:危機だって?たいしたことないよ。』

ミラノに新設された養老院を訪れていたベルルスコーニ伊首相が、下落が予想される今年度の国内総生産について、
「イタリア銀行から、今年度の国内総生産が2%減になるだろうとの報告を受けた。つまり、我々は2年前の状況に戻るわけで、私には、当時がそれほど悪い状況だったとは思えないが。」と話していた。
首相は、以下のように言葉を続けている。
「消費社会において、反省する時間が必要なのではないだろうか。危機がどれだけ深まるかは、我々の掌中にある。恐れを抱くのは良いが、抱きすぎるのは良くない。楽観的になって消費に励むべきだ。イタリア人だけでなく、常日頃、イタリア製品を多く購入しているフランス人やドイツ人もね。今回の危機が大変なことにならないためにも、一人一人の小さな助力が必要なのだ。」
また、年金の受給開始が男性65才、女性60才と年齢差がある件に関しては、
「EUから女性に対する差別ではないかと言われている。いずれ、状況の見直しを迫られるだろうから、次回は徹底的に取り組むことになるだろう。」と語気を強めている。
これを受けて、野党である民主党のワルテル・ヴェルトローニ氏は、次のように反論している。
「驚くべき発言です。一国の首相が、国内総生産2%減を問題視しないと言うことは、つまり、働く場が失われ、中小企業がつぶれ、商業的に行き詰まり、国家の一部が苦しんでいると言うことを、わかっていないと言うことです。この国には、今回の危機に取り組む人間がいない。我々は、こんな国家に対し行動を起こすするつもりです。」
ヴェルトローニ氏よれば、民主党では2月13、14日にデモ運動を予定しており、おもな内容は次のとおり。
「初日は工場などの前で、2日目には市庁舎で、「派遣社員への失業手当」、「中小企業への支援」、「現在、危機にさらされている職種の擁護」など3提案について訴えってゆきます。イタリア政府は、危機に立ち向かうための大規模な計画を打ち出すことはなかった。しかし私達は、それが必要だと感じています。」(2009年1月20日 Corriere della Sera)

 

 

去年の暮れ頃からベルルスコーニ首相は「楽観的にいこう!」を合い言葉に、国民にショッピングを促していて、低所得者層や子だくさんの家庭には、120ユーロ分の買い物ができるソシアルカードなる物まで配給していました。
なんか、こう…もうちょっと心にひびく言葉が欲しいもんです。

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