カレー紛争 in Italy

イタリアは移民が多い割には、外国の技術、文化をすんなりと受け入れない側面があります。特に食文化に関しては、イタリア料理自体が世界的に有名なせいか、より門戸を閉ざしている風にも思えます。
ちなみに私の経験では、固形ルーで作った日本風のカレーライスも、周囲のイタリア人のウケは半々くらいでしたね。

ミラノ 『いまやエスニック料理の臭いにまで苦情』

ANAMMI(不動産管理に関するイタリア−ヨーロッパ協会)の調査によれば、共同住宅での住民同士のトラブルの16%は、特殊な香辛料を用いた調理の臭いが原因であると報告された。
同調査によれば、年間を通じて住民トラブルの最多はいわゆる「移民の受入れ問題」で27%、そのうち16%が「エスニック料理に関する苦情」となっている。
ANAMMIのジュゼッペ・ビーカ会長は、
「昔からよくある話です。外国人居住者からは再三、“ イタリア人は揚げ物。我々はチキンカレー。” と言われます。」と話している。
なお、この手の苦情の対象となる外国人の80%がインド、バングラディッシュ、パキスタンなどのアジア系移民で、それ以下は大幅に数字を離して中国人の15%、そしてチュニジア、モロッコなどのマグリブ地方出身者となっている。
ビーカ会長は次のようにも話している。
「移民の皆さんの言い分は、筋が通っています。民法によれば、トラブルの程度が許容範囲内であるならば、移民の受入れを阻止することはできないとあります。つまり、近所の総菜屋から漂ってくる揚げ物の臭いには対策が講じられるべきだが、ご近所の家からの外国料理の強烈な臭いは別だと言うことです。この件については、共同住宅の管理者もお手上げです。住民同士で話合うとか、エスニック料理の夕食会や、移民の皆さんの料理サークルなど、双方の垣根を無くせるような企画を考えてみてはどうでしょうか。」
(2008年12月15日 Corriere della Sera)

 

 
わたしは時々、サバの味噌煮とかニシンの甘露煮なんかを家で作ります。
苦情を言われたことはないのですが、さすがに夏場は「ご近所の皆さん方、さぞや不審に思っていることだろう」と、ちょっとドキドキはします。
実は最近、スーパーで身欠きニシンらしき物を見つけたので、ぜひ醤油で煮付けてみたいのですが…。


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