姑がうるさすぎて離婚成立

カトリック教徒が多いイタリアでは離婚は大変なようでして、私の周囲にも「別居してる」人は多いですが、「離婚した」人ってあまり聞きません。
そんなイタリアで、過去に例をみない初判決が出ました。

ジェノヴァ 『出しゃばり姑で婚姻無効に』

サレルノ−バジリカータ教会裁判所より下された婚姻関係の無効判決が、この度、サレルノ控訴裁判所より追認された。
夫(36才)はサレルノ県ラヴェッロ市出身のトレーダー、妻(31才)は同県アマルフィ市の出身で、結婚前に夫が義母(妻の母)に対し『結婚生活に干渉しないこと』を条件としていたにもかかわらず、義母がこれに従わなかったため、夫が教会裁判所へ婚姻無効を請求し、裁可されていた。
両者の主張にはへだたりがあり、夫は次のようにコメントしている。
「結婚生活はたった4ヶ月でしたが、地獄でした。意地の悪い姑って言うのは架空の話だと思っていましたが、そんなことありませんね。私の経験を言葉で説明するのは無理です。実際に経験してもらわないと。
私の人生は変わりました。別居してからは二度と同じ思いをしないためにも、母親のいない女性と知り合いたいとさえ思いましたよ。おかげさまで、私にぴったりの女性と出会えましたが。今度のお姑さんは、理解ある良い人です。唯一、癒されていない傷口は、先の妻との間に生まれた娘のことだけです。ずいぶん前から会っていませんし、この子を巡っての裁判がまだ続いています。」
一方、妻の方は次のように反論している。
「私の母が、出しゃばりですって?そんな事はありません。ただ、娘の心身を心配してくれているだけです。夫は家族をまったく顧みませんでした。もっと私のことを愛し、敬うべきなのに、夫のせいで数ヶ月の結婚生活は悲惨なものでした。私の母は、私の父と同様に、責任ある両親がするであろう事をしただけです。」
なお、イタリア結婚協会会長からは次のようなコメントが出されている。
「教会法に関して言えば、今回の措置は新たなものと言えるでしょうが、家族法ではすでに認められている事です。今回の離婚調停では家族もしくは夫婦間における問題に対し、自身の両親からの干渉を容認した配偶者に責任が問われた訳です。
義父母からの干渉は配偶者の不貞行為と同等とされています。イタリアでは離婚調停の30%が義父母による干渉が原因とされ、統計データによれば、問題がより大きいのは夫の母親で、妻にライバル意識を抱くことが多いためとされています。」(2008年11月12日 Corriere della Sera)

 

結婚したのは′98年だそうですから、ずいぶん長い戦いだったんですね。
よみうり発言小町の読者の皆さんに、ぜひ、感想を伺いたいものです。


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