トッティの娘が「シャネル」ならウチの息子は「金曜日」!

かなり前に日本で、「悪魔」ちゃん命名事件と言うのが起きましたが、遅ればせながらイタリアでも似たような事件の決着がつきました。
こっちのすごいところは、裁判所が親に代わって命名までしちゃったことでしょう。

ジェノヴァ 『破毀院が両親の命名を却下…それではトッティの子供は?』

ジェノヴァ在住の夫婦が自分たちの子供に「Venerdi(金曜日)」と命名しようと戸籍に提出したところ、非常識な名前であるとして受理されず、破棄院(日本の最高裁判所にあたる)より「グレゴリオ」と命名するよう通達された。 
なお、この新たな名前には、子供の出生日の聖人の名が使用されている。
今回の通達は2007年11月の控訴裁判所の判決を認めたものであり、裁判官らは小説『ロビンソン・クルーソー』の登場人物の「フライデー」が、文明人になりえない劣位に属した人物設定であることを引き合いに出し、「金曜日(ヴェネルディ)」を子供に悪影響を与えかねない滑稽な名前であると断定した。
子供の母親は今回の判決を受け、
「裁判所が人の子供の名前を決めるなんて馬鹿げています。滑稽かどうかは主観の問題です。今年の1月に教会で息子の洗礼式をしましたが、神父さんは笑ったりしませんでした。次の子供が生まれたら、「Mercoledi(水曜日)」って名付けるつもりです。」と声を荒げている。
また、裁判所より子供が「グレゴリオ」と命名された件については、
「周囲は皆、この子を「金曜日(ヴェネルディ)」って呼んでいます。私の両親も最初は反対していましたが、子供の命名は個人の自由だって理解してくれて、今では「金曜日(ヴェネルディ)」って呼んでいます。保育園にもこの名前で申請したら、保母さんからは「他の子供と区別がついて良い」って言われました。滑稽な名前だなんて、誰からも言われたことはありません。」と話している。
この両親の弁護士のコメントは、以下のとおり。
「例えば、サッカー選手フランチェスコ・トッティの娘の名前は「シャネル」です。このように著名人ならば問題なく受理されて、一般人の場合のみ国が介入すると言うのは不平等ではないでしょうか。また、「金曜日(ヴェネルディ)」は子供に対して悪影響を与える滑稽な名前だとされましたが、それでは「 Genuflessa(ひざまずいた)」「Crocefissa(十字架にかけられた)」「Incatenata(鎖でつながれた)」と言う名前は問題ないのでしょうか。」
また、今回の判決に反対している作家のアラン・エルカーン氏は、次のように語っている。
「私には「Oceano(大洋)」と「Leone(ライオン)」と言う孫がいますが、良い名前だと思いますよ。珍しい名前は苦労もあるでしょうが、根性もつくでしょう。「金曜日(ヴェネルディ)」は良い名前ですよ。悪影響なんてないでしょう。これが「13日の金曜日」って名前なら話は別ですが。」
(2008年10月22日 Corriere della Sera)

 

かつてミラノで『Vera Vacca(生粋の雌牛)』と言う名前の成人女性が、改名したことがあるんだそうです。
それから、ナポリ方面では『Zoccola(雌のドブネズミ、売春婦)』と言う名字の改名も多いとか。


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