今どきの聖職者と言うのは、世の中の流行りすたりにも敏感でいる必要があるようです。
つい、やりすぎちゃった神父さんなんかもいましたが、成功してる例もあるんですよ。
プラート 『プラダの服ならシスターから買おう』
トスカーナ州プラート市南部でドメニコ派の修道女らによるアウトレットが開店した。
ブランド品が安価に購入できるうえ、同アウトレットの工房で働く障害者への支援になるとして、周辺住民から高い評価を得ている。
商品は一般の衣料品店の在庫や中古衣料品などでまかなわれており、店内には人気若手男優のポスターが貼られ、最新のブランド衣料品が並んでいる。
同店を訪れる顧客層は、ブランド品マニアから安価にお洒落を楽しみたい女性まで様々で、また、着なくなったブランド品を大量に処分するために訪れる富裕層の姿も見られる。
もともとドメニコ修道会のコミュニティーがある施設内の工房では、不良品等も利用してアクセサリーやグリーティングカードなどが制作されており、これらの事業活動を展開させるために修道女ら自らアウトレット店の経営を発案した。
工房で制作されるジャムや石けん等には「Suor Priscilla(シスター・プリシラ)」や「Matty(マッティ)」など、運営する修道女の名前がつけられた独自のブランド品も生まれている。
こららの事業に対しパオラ・コロット修道院長は、次のように語っている。
「現在の一般社会では、精神障害者は中古品や不良品同様に排除されがちです。ここで働く女性達は、キズ物に新たな輝きを与えてみせてくれます。人も同じです。他人のために働いて収入を得る。ここの収益は貧しい国の孤児や老人を支援するために使われています。また、工房やアウトレットで働く女性らには少額ですが給料が支給されていますので、去年はリゾートビーチへの休暇旅行もできました。まさしく『威厳ある互助活動』です。」
また修道院長によれば、かつての「貧しい者に与える」互助活動はもう古く、アウトレットを訪れる人々は自分自身が満足して、なおかつ修道会の活動に寄与しているとのこと。
ついに、罪悪感を持たず善行を果たしながらショッピングが楽しめるようになったと言うわけである。(2008年10月17日 La Repubblica)
ショッピング好きのイタリア人ならではの発想ですね。
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