じん臓を売って故郷へ帰ろう…

以前、イタリアのコープストアーの掲示板に「バイク売ります」やら「子猫あげます」に混じって、「建築関係の仕事求む。建築学部卒。経験あり」と書かれた貼り紙が出ていて驚いたことがありますが。
実は、もっとすごい貼り紙広告が出てしまいました。……ここまでくると、先進国とは思えません。

トリノ 『失業者が帰省する金欲しさに「じん臓売ります」』

ピエモンテ州トリノ県の病院入口に設置された掲示板に16日夜、「腎臓および骨髄を売ります。連絡先:×××-××××。いたずら電話などはご遠慮下さい。成人男性。」と書かれた広告が貼り出され、翌朝、発見した病院職員がすぐに剥がして警察へ通報した。
記載されていた電話番号に警察が連絡をしたところ、広告主である男性が非常にしっかりした様子で質問に応じてきた。
この男性(57才)はイタリア南部プーリア出身で、3年前から無職、妻とは長く別居状態にあり、広告については次のように話している。
「腎臓が1つでも支障なく生活できることは調べて知っています。自分の腎臓や骨髄が困っている人の役に立つのは良い事だし、その代わり、私も故郷へ帰ってやり直すための費用が欲しいんです。」
また、男性はイタリア国の現状に憤慨しており、
「こちらへは仕事を探しに来たのだが、技術者やら左官職人やら4万人もが職探しをしてる中で、自分は資格もなく条件に合わない。この国は上っ面だけで、人が一人死んだってお構いなしの、まったく酷い国だ。私は10万ユーロ(約1千4百万円)で腎臓を売って、故郷に帰ってやり直したい。ここに比べれば、南部は天国ですよ。」と話している。(2008年10月17日 Corriere della Sera)

 

広告が貼られた病院は、ピエモンテ州で最も権威ある病院だそうです。


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