北京オリンピックでは、男女共に活躍したイタリア・フェンシングチームでありますが、お金の問題では切ない思いを強いられているようです。
北京から帰国する際には、各種メダルを取った女子チームがエコノミーだったのに、無冠の伊サッカー・チームがビジネスクラスに乗っていた…なんて、格差事件が起きてましたが。
今回は、チームメイトを思いやる若き金メダリストの美談であります。
トレヴィーゾ 『タリアローリ選手…補欠もメダルもらえるよう重傷のふり』
北京オリンピックのフェンシング・男子エペ個人の金メダリスト Matteo Tagliariol(マテオ・タリアローリ)選手が、エペ団体3位決定戦で中国と対戦した際、足を痛めて補欠選手と交代した件について、「補欠選手もメダルと報奨金がもらえるよう、わざと重傷をよそおった。」と告白していた。
この団体3位決定戦で、補欠のステファノ・カロッツォ選手は83秒間のみ試合に出場したことで、銅メダルおよび伊オリンピック委員会より報奨金50,000ユーロ(約8百万円)を受け取ることとなる。
タリアローリ選手のコメントは次のとおり。
「もし伊サッカー・チームがオリンピックでメダルを取ったら、選手22名全員のほかに監督までがもらえます。しかしフェンシングの場合、補欠選手は試合に出ない限り何ももらえないので、あえて重傷のふりをしました。」
(Il Messaggero 2008年8月22日)
ちなみに、このタリアローリ選手ですが、サッカー選手達だけがビジネスに乗ってた件に関しては、「サッカーは大金を動かすことのできる業界ですから、普通です。」と、なかなかクールな反応でした。
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