シチリア・マフィア − 詩の掟 −

さすがイタリアと言うべきか……。
マフィア関連の新聞記事は「きちんと」「定期的」に「幅広く」お目見えします。

カターニア 『マフィア若衆が刑務所内で性的暴行「詩を書く奴はホモだ」』

シチリア島カターニアのピアッツァ・ランツァ刑務所内で2年以上前に、20代のマフィア若衆が「詩を書いている」ことをとがめられ、マフィア・ボスら8名より性的暴行を受けていた。
この事実は、You Tube配信の番組内でアントニオ・フィウミフレッド弁護士により伝えられた。なお、被害者および加害者らは全員、同じ一派の所属とされている。
また、同番組に出演したアントニオ・イングロリア検察官は、次のように語っている。
「マフィアのボスの中にもホモ・セクシャルは存在するが、影に潜んでいて “ Caming Out ” からはかけ離れた状況にある。ホモ・セクシャルな人間は信頼性に欠けると言う理由で除籍される恐れがあるから、滅多なことでは本人も口に出さない。イタリアの一般社会でさえ未だにタブー視されているのだから、もっと古めかしいマフィア社会ならば尚更のこと。」
一方、アメリカのマフィア社会はホモ・セクシャルに対して寛容であると、イングロリア検察官は続ける。1992年のニュー・ジャージーでは、ゲイであることが組織に知られて抹殺されたジョニー・ダマートなどもいたが、現在ではボスの中にも明らかにゲイである者が存在している。
今回の暴行事件の表明を受けイタリア・ゲイ団体代表は、「このような事実が、2年も経ってから明るみに出ることに驚いてます。関係当局には詳細な報告を請求しています。被害者の若者はまだカターニア刑務所に収監されているので、現在の状況や、どのような保護措置が取られているのかを把握したいです。」と厳しく対応をする姿勢を見せている。(La Repubblica 2008年8月3日)

 
「真のマフィアはホモ・セクシャルであるはずがない」と言う “ 暗黙の掟 ” があるんだそうですが。
被害者の若者は詩を書いてただけじゃなくて、ちょっとなよなよした感じがあるそうで……組織に入る時に、誰も気にしなかったんでしょうかね。
ちなみに素朴な疑問なんですが、この場合、加害者の方は「ホモ」ってことにはならないんでしょうかね。


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